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『足るを知る』

中目黒店 青柳です。

桜の季節が終わりました。

今年は色々な想いがありました。

メンバーは、最高の状態でした。

入社して5年、この面子で営業出来るとは。

これだけ揃う事は、もう無いでしょう。

様々な要素や事象に対し、無常の感は否めません。

ただ、後悔はしていません。

なぜならば、全てやり尽したから。

ヒト、モノ、カネ。

全て万全、潤沢な状態で臨みました。

しかしビジネスは、結果が全て。

異論はありません。

その定義上、今回は敗北かもしれません。

ただ、一つだけ言えることは。

笑顔が絶えない、最高の営業でした。

このチームで戦えて、本当に良かった。

関わってくださった、関係者の皆様へ。

本当にありがとうございました。


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『足るを知る』

という言葉があります。

簡単に言えば


●意味●
自分の現状に幸せを感じる人は、生活が貧しくても心は豊かである。
他人を妬んだり、羨んだりせず、現状に幸せを感じることができる人は、
心が豊かであり、 不幸を感じることがない。
他人と比較して、無い物ねだりを繰り返すより、
捉われた心を持たず、幸せを感じる心を持つ事が必要である。

というものです。

人は欲深い生き物ですから、常に何かしらの欲求を持ち合わせている事が殆どです。
(詳しくは以前に書いた「我欲と煩悩を捨て、プランクトンになろう」をご参照下さい)

欲求、欲望、野心、我欲、煩悩といった概念は、
人間の行動意欲に変化するものも存在する為、
一概に悪であるとは、私は捉えておりません。

しかし、それらばかりを追い求めすぎると、
欲していた何かを手に入れても満足できず、
常に次の欲に駆られ、翻弄されながら、
欲を追い求め時間を浪費するだけの、
粗末な人生になってしまいます。

僕が『足るを知る』という言葉が好きなのは、
現状に満足し安心領域から出ないという考えではなく、
次のステップを捉えながら、今ここにある日々に感謝し、
小さな事にも幸せを感じる、豊かな心を持ち続けたい。
そう思うからです。

欲というものは、下から見上げれば崇高な存在ですが、
辿り着いてみると、意外にあっけないものです。

小さい頃は高くて買えなかった物などは、
大人になれば買い占められる事が殆どです。
しかしそれをしたいと思う人が少ないのは、
あっけなく買えるモノに、魅力を感じないからです。

結果だけに捉われるのではなく、その過程を楽しみ、
万物に幸せを感じ、日々に感謝する豊かな心を持つ。

その上で結果を残し、目標を達成し、目的を果たすほうが、
人生を生きる上で、良質な選択であると考えます。

悩み苦しみは誰でもあるものですが、
自分の状況を離れた所から俯瞰して捉え、
問題をシンプルに削ぎ落として、
一つ一つ改善することが大事ですね。

つつじヶ丘のキッチンで泣きながらチャーハン作ったり、
狛江のバスロータリーでワイン飲みながらボロボロ泣いたり、
つつじヶ丘駅で泣きながら立ち食いソバ食べたり。

様々な挫折や屈辱、窮乏や喪失感を乗り越えて、
人は人間として大きく成長するのだと思います。

しかしそれに耐えうる事が出来なかった場合、
人はただ、離れるのだと思います。

それも間違った選択だとは、思いません。



「頑張ることは大事だけど、
頑張り方を間違えないこと。
これが何よりも大事」



これは尊敬する前職の上司が、教えてくれた言葉です。

胸に響きます。

ではまた来月。


by mitsuyado | 2014-04-20 00:00 | aoyagi