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我欲と煩悩を捨て、プランクトンになろう

中目黒店 青柳です。



最近、良く考える事があります。

それは「我欲と煩悩」についてです。



人生は日々、我欲と煩悩との闘いです。


俗に仏教では、人間には108つの煩悩がある、と説かれております。
(除夜の鐘を108回衝くのは、108つの煩悩を滅するためと言われています)

中でも最も有名な三大欲求





・食欲

・睡眠欲

・性欲





これらは人間の人生にとって、欠かせないと思います。
(性欲は省く事が出来ますが、種の繁栄と言う意味では省けません)

そして、主たるカテゴリで、以下の欲求があるそうです。
(WIKIPEDIA参照)



主に身体内部の情報に基づいた欲求

  • 呼吸
    呼吸中枢が血中のO2濃度低下を感知すると、呼吸回数を変えたり気道を通じさせようとしたり、別の場所に移動したりしたくなるような欲求が生じる。
  • 食欲
    視床下部血糖値センサーが血糖値低下を感知すると、個体に「空腹感」を感じさせ、摂食行動を促す。
  • 飲水
    視床下部の浸透圧センサーが、血清の濃度上昇を感知すると、個体に「口渇感」を感じさせ、飲水行動を促す。
  • 排便排尿
    大腸膀胱からの情報により、排泄したいという欲求が生じる。
  • 睡眠欲
  • 体温調整:
    体温調整中枢にて設定された温度と比較して、体温が上昇/下降した場合、涼しい/暖かい場所に移動したいと感じたり、をかかせたり、筋の振戦を起こさせたりして体温を調整する。
  • 性欲
    的パートナーを見つけ、性行為を行いたいと感じる性的欲求。
→これらの欲求は生きる事に直結する為、捨て去ることは難しそうです。

主に身体の外部からの情報に基づいた欲求

  • 逃避
    不安や危機を感じた場合に逃げ出したいという欲求を生じる。
  • 闘争
    逆に、戦うことで生存しようとする欲求。
→個人によって大きく分かれると思いますが、
いずれにしても、自分の目的と能力を正確に把握し、
環境に応じて適切な判断を行う事が、重要であると感じます。

心理・社会的な欲求

  • 獲得
    財物を得ようとする欲求。
  • 保存
    財物を収集し、修理し、補完する欲求。
  • 秩序
    整理整頓、系統化、片付けを行う欲求。
  • 保持
    財物を持ち続ける、貯蔵する、消費を最小化する欲求。
  • 構成
    組織化し、構築する欲求。
  • 優越
    優位に立つ欲求。達成と承認の合成。
  • 達成
    困難を効果的・効率的・速やかに成し遂げる欲求。
  • 承認
    賞賛されたい、尊敬を得たい、社会的に認められたい欲求。
  • 顕示
    自己演出・扇動を行う、はらはらさせる欲求。
  • 保身
    社会的な評判・自尊心を維持する欲求。
  • 劣等感回避
    屈辱・嘲笑・非難を回避する欲求。
  • 防衛
    非難・軽視から自己を守る、また自己正当化を行う欲求。
  • 反発
    二度目の困難に対して再び努力し、克服・報復する欲求。
  • 支配
    他人を統率する欲求。
  • 恭順
    進んで他人(優越な人間)に積極的に従う欲求。
  • 模倣
    他人の行動やあり方を真似する欲求。
  • 自律
    他人の影響・支配に抵抗し、独立する欲求。
  • 対立
    他人と異なる行動・反対の行動をとる欲求。
  • 攻撃
    他人に対して軽視・嘲笑・傷害・攻撃する欲求。
  • 屈従
    罪悪の承服・自己卑下の欲求。
  • 非難の回避:
    処罰・非難を恐れて法・規範に進んで従う欲求。
  • 親和
    他人と仲良くなる欲求。
  • 拒絶
    他人を差別・無視・排斥する欲求。
  • 養護
    他人を守り、助ける欲求。
  • 救援
    他人に同情を求め、依存する欲求。
  • 遊戯
    娯楽などで楽しみ、緊張を解す欲求。
  • 求知
    好奇心を満たす欲求。
  • 解明
    事柄を解釈・説明・講釈する欲求。

→これらが現代社会に於いて削ぎ落とす事が出来る、

欲求では無いでしょうか?

これらを纏め、人間の欲を脳科学的に考察すると


脳科学と欲の五大要素


1 生理的欲求

2 安全安心の欲求


3 愛情や所属の欲求(集団欲・序列欲)


4 人から認められたいといった欲求


5 理想とする自分になりたいという自己実現の欲求




上記5つに分類されるのだと思います。



これらの欲求や我欲、煩悩を捨て去り、
プランクトンのように全てをを受け入れ、
万物に対し受動的な生き方をすれば、
人として幸せな人生を送れ・・・・・










うーーーーーむ・・・・・・・・・・






























ツマ(。・ω・。)ラン






























・・・私は、そのような人生は刺激が無く、受け入れる自信がありません。
(この考えこそが、我欲と煩悩に塗れているとすれば、それで構いません)

皆さんはいかがでしょうか?



大好きなあの子と仲良くなりたい。できれば結婚して家族になりたい。

・・・煩悩だ。



仕事で成功し名誉を手に入れ、収入を上げ良い暮らしをしたい。

・・・煩悩だ。



家に住み、食事をして、衣服を着たい。

・・・煩悩だ。



・・・言い出せばキリがありません。


極論かもしれませんが、本質を捉えれば、上記が間違いでは無いと考えます。

人が生きるためには、慎ましさの個人差こそあれ、我欲も煩悩も必ずつきまとうのです。

私個人としては、こう思います。





「周りや地球に迷惑かけないなら、我欲も煩悩もアリ!
人間なんてむしろ、煩悩にまみれてナンボ!!
煩悩に悩み、煩悩と戦う。それでこそ人生!!!

 





・・・人間の欲求は、時としてモチベーションや野心に姿を変えます。

それは欲求に対する原動力となり、やがて大きなエネルギーに変化します。

そのエネルギーが世に革命を起こし、歴史に変革をもたらすのです。



但し、

それによって他の動植物に、大きな損失を与えるものは別です。

いかに便利なエネルギーでも、地球を破壊するツールは別です。

欲を満たす為、他者を陥れ不幸にする行動は別です。



人に限らず、脳を持つ生命体は往々にして強欲です。

しかし、欲こそ脳を持って生まれた生命体の、意味と価値では無いでしょうか?

万物に思考し、喜怒哀楽を備え、欲と向き合い、夢や希望を持ち、やがて死を迎える。


 
その中で生まれる「愛」「友情」「仲間」という他者への可視化できない感情。

家族や、友人や、仲間との経験こそ、他に代え難い財産だと思います。

つまり他者への「無償の愛」こそ、革命の源泉となるエネルギーであると、私は考えます。



愛と死が隣り合わせの病室で、そのような事を考えた、とても温かな時間でした。



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冒険のススメ(「アカシャの唇」収録) / なのるなもない

by mitsuyado | 2014-01-20 00:00 | aoyagi