2013年 01月 24日
「ラーメン屋と高級フレンチレストラン、どちらが儲かる?」
狛江住民になりつつある、狛江店の青柳です。
最近、業種を問わず経営者インタビューを毎日1つ読むことを、日課にしています。
1年で365人の経営者の人生や考えを垣間見ることが出来るので、
大変な作業かと思っていたのですが、実際はなかなか面白いです。
インタビュー記事は雑誌やビジネス本なども使っているのですが、
毎日読むとなると、なかなかネタ元を探すのも大変なので、
最近ではネットでの経営者インタビュー記事が殆どです。
なるべく違う業種のインタビューも読むようにしているのですが、
やはり飲食業や僕の好きなバイク、アパレル関連経営者インタビューは、
その考え方に共感することも多く、非常に興味深く読む事が出来ます。
飲食に関しては、いくつかのサイトを使っていますが、
その中でもオススメなのは
フードスタジアム
http://food-stadium.com/
(経営者インタビュー以外に飲食新店オープン情報、セミナー情報、コラムなどが充実しています)
アクシュドットネット
http://aqsh.net/
(飲食店独立開業、店舗改善プログラム、市場分析、経営コラム、物件紹介からコンサルティング知識まで、店舗勤務の飲食人にとって非常に勉強になるサイトです)
飲食の戦士たち
http://in-shoku.info/foodfighters/
(大企業、中小企業問わず、飲食店の経営者インタビューが充実しています)
このあたりですねー。
ひとくちに経営者といっても、
商店街の八百屋の社長から世界レベルのアパレルデザイナーまで、
当然ですがその仕事に対する考えや経営論、
過ごしてきた人生や経験は、実に多種多様です。
世の中にはこれだけの数の会社と経営者、
そしてそこに関わる従業員や関連企業、
そして枝分かれしてその家族の人生、
そしてそれぞれの日々の生活があるんだなーと、
なんだか勝手に感慨深い気持ちになります。
ちなみに、こんな記事も見つけました。
行きますよー。
ド━━(゚∀゚)━━ン!!!
飲食の戦士たち
株式会社インタ-ナショナルダイニングコーポレーション
(International Dining Corporation)
(代表業態:三ツ矢堂製麺)
http://idc-inc.jp/
代表取締役C.E.O 中村清彦氏インタビュー
http://in-shoku.info/foodfighters/vol270.html
そう、弊社代表取締役 中村清彦の貴重なネットインタビュー記事です。
(恐らくネットインタビューでは、これだけでは?)
僕も入社してもうすぐ4年ですが、自分も知らないような事も記載されていて、
非常に興味深く読むことが出来ました。
>この頃になると、思春期のせいだろう。夜遊びもするようになる。
このパンチライン、強烈ですねー。
痺れます。
私は弊社代表の、所謂世間一般のラーメン店の店主や経営者とは、
全く異質な視点を持って独自の経営論を展開し、
また論じるだけでなく、即座に行動に移す所を何より尊敬しているのですが、
そのルーツが垣間見えた気がします。
僕は前職のカード会社に勤務していた際によく上司から、
「ビジネス成功の秘訣は、リスクヘッジ最優先の行動計画だ」
という事をよく聞かされていたのですが、
飲食業というものは、普遍的業種であるが故に非常に脆い部分が多く、
参入ハードルは低いのですが、成功する為には調理も接客もビジネスコンセプトも、
市場ニーズに沿った、かつ独自性の強い、非常に高いレベルを求められるので、
少し扱い方を間違えれば、すぐに割れて壊れてしまうような、
繊細なガラス工芸のような、クリエーショナルビジネスであると思います。
しかしやはり時にはリスクを省みず、夢や若さと仲間との情熱、
そして自分の将来に向かって突き進むエネルギッシュな姿勢が、
飲食店を成功へ導く為には、絶対的に必要なのではないかと感じます。
また、経営者インタビューを読めば読むほど、
幼少期や思春期に過酷な環境で育ってきた方が多く、
そのハングリー精神が現在の成功に繋がっていると、
語っていらっしゃる方が多いように思います。
人間は人生を行きぬく上で、スポーツにしろ、恋愛にしろ、ビジネスにしろ、
必ずどこかで諦めというか、見切りをつける判断力と決断力が必要になると思うのですが、
その決断が成功なのか、失敗なのかが分かれるのは、
要するに決断するタイミング次第だな、と思います。
そんな事を、なんだか最近、ぼんやりと考えています。
面白い本を見つけました。
「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」
林 總
「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」(漫画バージョン)
武井 宏文、 林 總
僕は以前、ユニクロとアンダーカバー、H&Mとマルタンマルジェラのコラボについてブログを書いたのですが、
【ユニクロ×アンダーカバー】トラディショナル月見草オブトゥデイ【H&M×マルタンマルジェラ】
http://mitsuyado.exblog.jp/19144638
そこで言いたかったこと(リスクとリターンの比重関係)がより詳しく、
より明確に、かつ分かりやすい表現で書かれていて、
難解なイメージのある管理会計知識の入り口として、非常に面白く読む事が出来ました。
-父の急逝で突如、アパレル会社「ハンナ」の社長に就任した由紀。
株主総会の翌日、文京銀行本駒込支店長の高田は、今後一切追加融資には応じない事、
即座にリストラを断行し、借入金を1年以内に返済することを由紀に求める。
困り果てた由紀は、同じマンションに住む謎のコンサルタント、安曇に助けを求めた。
安曇は由紀に、
「会社を立て直すためには会計を学ぶことが必要だ」
と言い、安曇による月1回のレクチャーが始まる。-
果たして、素人社長の由紀は、この危機を脱して、見事に会社を立て直すことが出来るのか?-
4~5年前の、少し古い本ですが、この文章にそそられ思わず2冊買いしてしまいました。
コンテンツ抜粋
・会計の本質と損益計算書の仕組み
・バランスシートを理解せよ
・キャッシュフロー経営とは何か?
・経営計画と月次決算のPDCAサイクル
・利益構造と損益分岐点分析
・粉飾決算の見破り方
・原価管理と活動基準原価計算
上記のような興味深い項目が、読みやすく、分かりやすく書かれており、非常に勉強になりました。
本は読むだけでなく、アウトプットが大事ですね。
日々の生活に還元していきます。
それではまた来月。
by mitsuyado
| 2013-01-24 00:00
| aoyagi