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蔵のコンセプト

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 先日静岡を訪れた祭、友人にお土産で「初亀本醸造無濾過生原酒」という珍しいお酒を
頂きました。年に一度この時期にだけ数本のみ取れるとてもレアなお酒で言ってみれば
生酒の一番搾りと言ったところでしょうか。
当然予約して購入してくれたそうですが、まるでクリスマスシーズンのシャンパンのように
包装された「無濾過生原酒」は、とてもフレッシュで香りが際立ちキリッとした喉越し!
酒好きの僕としては嬉しいお土産とても美味しく頂きました。
 初亀醸造の創業は寛永12年(1636年)といいますから江戸時代にまでさかのぼりますが
375年間の永きに渡って続いている蔵元のコンセプトが素晴らしく、
その中にはフジヤマ製麺の頃から社長塾で何度となく話し確認し合ってきた事と同ことが
書かれていて三ツ矢堂にも通ずるものがあるので今回はそれを紹介します。

 「初亀醸造のコンセプトは、造り酒屋としての本質の追求にあります。
物の時代から心の時代に代わる中、本物の酒造り、本物の人作りを考える酒屋を目指し
ま す。お米に関して言えば安全で高品質で割安な酒造好適米を使用します。
その為には農家との共生を考えなくてはなりません。現在山田錦は、兵庫県東条町
産 (特A地区)との共生会を進め、五百万石、雄山錦は、富山県、南砺農協産にこだわり
平成12BYを仕込みました。一部地元の静岡産山田錦も使用いたしまし たが、日本の農
業の将来を一緒に考えていける農家との共生を考えています。
又、酒造りは手造りの酒造り技術の継承と、自分にうそのない満足の行く仕事を汗 を惜
しまず丁寧に行い初亀を醸したいと思います。最後の人造りが大きなメインテーマです
が、全て自分自身の修行と考え感謝できる会社の創造を目標にし、家 族と社員と共に
人の成長できる土壌を提供出来る造り酒屋を目指します」
by mitsuyado | 2011-04-16 02:55