センチメンタルオバちゃん

中目黒店の堀井です。


上の娘が、今月16日に、アイルランドへ旅立ちました。


９ヶ月間の、長期留学です。


そんなものは『長期』ではない？


この私にとっては、10年にも値するほどの『超期』です。


下の娘は、この春に家を出て以来、帰って来ません。


家には、夫と私二人きりになってしまいました。


いつかはこんな日が来ると、分かってはいましたが、

不思議なくらいに、夫との会話が見つかりません。


多忙を幸いに、気を紛らわせていますが、

フッと二人の娘を思い出すたびに、目の回りが熱くなります。


母親になるには、こんな辛さの覚悟も必要だったんですね。


『子育ては大変』という助言を、当たり前にしか受け止めていなかった自分が、

今さら可笑しく感じられます。


私の膝や背中に、彼女たちの体温がいつでもあった…。


欝陶しいとさえ感じていたあの頃は、もう遠い遠い想い出です。



そんな気持ちで、フラッと立ち寄ったコーヒー専門店。


高田馬場駅の、山手線と西武線の乗り換え口にある、有名チェーン店でのこと。


とても爽やかな笑顔の、女性スタッフでした。


接客中だけでなく、どんな作業をする時でも、終始笑顔を絶やさず、


「本当に仕事が楽しい」という雰囲気を漂わせていました。


商品を渡された時に、思わず名前を聞いてしまったほどです。


あれほど沈んでいた私の心が、彼女に接客していただいたおかげで、

すっかり癒されました。


同時に

「私の接客は、お客様に、どう感じられているのだろう？」

という疑問が浮かびました。


そして、その直後に、

「私の仕事は、自分が『そうなる』ことではなくて、

スタッフを『そうなる』ように教育することなのだ」

と、再認識し、責任の重さを痛感しました。


娘恋しさに、泣いている場合ではありませんね。



今日は苦手な『カライ物』に挑戦します。


ビビン麺です。


「ママはオトナなのに、どうしてカライものが食べられないの？」


いつも娘たちに、からかわれていました。


たった今、払拭します！


カラ～　(T_T)



新発見な美味しさでした。


『涙』の言い訳が出来ました。（笑）





８月２６日に生まれた、アウルの赤ちゃんです。