2010年 03月 04日
信州蕎麦は格別なり!
先週末、信州の上田に行って参りました。昨今NHKの大河ドラマの影響もあり全国各地のお城を見て回る戦国武将好きの女性が増えていると情報番組で取り上げられておりましたが、私の地元でもある信州で最も有名な城と言えば戦国武将、真田昌幸と幸村親子の城「上田城」という事になります。今は天守閣も無く、後年復元された門や外郭が残っている程度に過ぎませんが、それでも時代劇ファンをそこに向かわせるのは池波正太郎の真田太平記に登場する真田親子の生き様の格好よさからでしょうか?
作家「池波正太郎」は食通でも知られ食べ物に関する著書も数多く出版されてますが、その中で真田太平記を執筆していた頃によく通った上田の蕎麦屋「刀屋」が紹介されています。私も大好きな蕎麦屋でありまして、ここの麺の太さは通常の蕎麦の3倍はあり、量は並でも笊四枚分くらいは有にあるボリューム満点の蕎麦で大盛りなどはフードファイターでない限り食べきれない程です。しかし蕎麦好きには病み付きになる腰のある旨い蕎麦です。ところが今回不覚にも日曜日が定休日という事をすっかり忘れていて食べる事が出来なかった。せっかく上田まで来てなんと言う失態、残念の極み!
とはいえ既に蕎麦モードになってしまったからなんとしても旨い蕎麦を食べたい。その一念で普段早く閉まってしまう手打ち蕎麦の旨い割烹居酒屋を無理を言って延長していただきそこへ向かった。
海抜の高い上田辺りは日が陰るとまだまだ冷えこみが厳しいから、熱燗で暖をとりながら旬の季節野菜の酢みそ和えや天ぷらなど信州ならではの食材に舌鼓をうった後、締めにはもちろん手打ち蕎麦を堪能させていただいたが、流石に旨かったな〜「郷に入れば郷に従え」というのはこの事だろうと先人の諺を思いながら信州の蕎麦の旨さにまたもや感動させられました。そして「旨い麺へのひたむきな追求と質の高い商品の提供」を改めて感じた次第であります。
by mitsuyado
| 2010-03-04 05:32