2009年 11月 28日
オバちゃんの思い出
恥ずかしながら、私が太麺の美味しさに気付いたのは、三ツ矢堂製麺に入社してからなのです。
それまではなんと、ずっと細麺党でした。
細麺と言うと、白湯トンコツラーメンを連想する人が多いと思いますが、私の場合はちょっと違います。
言うならば『京風らあめん』ですね。
大昔のことですが、大阪出身の友人に、京都を案内してもらいました。
ちょっと小粋な、和風の佇まいのお店で、祇園の町並みによく合っていました。
小鉢のようなどんぶりにほんの少量のらあめんと、みつ豆とコーヒーが、ひとつのお盆に載って出されました。
和服で、おちょぼ口で、ゆっくり時間をかけて味わったのですが、今の私を知る人たちには、想像もつかないでしょうね。
スープはサッパリとしていて、油っ気がなく、麺はモチモチというより、シコシコという感じ。
あれ以来、関西へは行っていませんが、あの時の味と雰囲気は、今でも舌と脳裏に残っています。
関東で似たようなお店を知っている人がいたら、是非教えて下さい。
久し振りに和服で出かけてみようかな・・・なんて思います。
川越店 堀井