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中目黒店 青柳です。

いやー、秋ですねー。

世間ではデフレスパイラルとアベノミクスの話題が、
常に議論の的として永田町とお茶の間を賑わせておりますが、
確かにデフレスパイラルの脱却は、
日本再生の契機であり第一歩と考える事に、
私自身も異論はございません。
(個人的にはネット普及により画一化する趣味や思想や嗜好の脱却が必要であると感じますが)

そんなデフレ大国日本の中でも、ブランドの価値や価格を維持し、
現在進行形で成長を続ける企業も存在します。

今回は外資系カフェチェーンのトップに君臨する、
スターバックスコーヒージャパン元CEOのインタビュー記事を、
「ビジネスジャーナル」というサイトで見つけ感銘を受けましたので、
この場を借りてご紹介したいと思います。



スタバはなぜ値下げやテレビCMをしない?
高いブランド力構築の戦略を元CEOに聞く


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スターバックスコーヒージャパン元CEO
岩田松雄氏インタビュー


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---カネボウ化粧品の白斑事件、みずほ銀行の暴力団融資事件など、
一瞬にして企業ブランドを毀損しかねない事件が相次いでいる。
その一方で、高価格にもかかわらず多くのリピート客を惹き付ける、
高いブランド力を持つ企業も数多く存在する。
そうした企業のひとつとしてよく挙げられるのが、
9月に国内1000店舗を達成し、増収が続き業績も好調な、
スターバックスコーヒージャパン(以下、スタバ)だ。

 そんなスタバがリーマンショックを受け業績低迷に苦しむ2009年に、
同社CEOに就任しブランド構築と躍進のきっかけを築いたのが、岩田松雄氏。

 今回、8月に

『ブランド 元スターバックスCEOが教える「自分ブランド」を築く48の心得』(アスコム)

を上梓した岩田氏に、

「ブランドとミッションは表裏一体」

「自分ブランドをどのように築くのか?」

「スタバのブランドはどのように構築され、なぜ毀損されないのか?」

「スタバは値下げをしないことで、利益をお客様に還元している?」

「なぜスタバは社員も惹き付け、優秀な人材を輩出するのか?」


などについて聞いた。



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--岩田さんは2009年にスタバのCEOに就任されましたが、
その時に課せられたミッションはなんだったのでしょうか?

岩田松雄氏(以下、岩田) 
入社して思ったのは、外で見ている以上に、
本当に素晴らしい会社でありブランドだということです。
そこで、就任早々に
「100年後も光り輝くブランド」
という目標を掲げ、目先のことだけにとらわれるのでなく、
100年先、200年先の世代にバトンを渡せるような会社にしたいと宣言しました。

私がCEOに就任した09年当時、売り上げは下がり続けていました。
リーマンショックの影響で、特にビジネス街で外資系企業が日本から撤退し、
店舗が入っているビルで働く人の数が減ったからです。
そのため、いかにコストを下げるかという、
いわゆる“守りの経営”が中心となっていました。
さらに、マクドナルドが新たにマックカフェを開始したのもこの頃でした。
社内にはそれに対抗し、売り上げを回復するために、
クーポンを配ったりセットメニューを始めようという声もありました。

しかし私は、これらの一時的な回復しか見込めないような施策は、
せっかくこれまで築いてきたブランドを毀損することにつながるので、
打つべきではないと考えたのです。
ブランドの構築には長い時間がかかる一方で、一瞬にして崩壊しますからね。

そういう状況の中で、売り上げの減少を食い止めるために始めたことのひとつが、

「ワンモアコーヒー」

です。
以前から同一店舗内では100円でお代わりができたのですが、
それを同一店舗でなくてもいいというように拡大したわけです。
ショートサイズのドリップコーヒーは1杯300円ですが、
2杯で400円なら高くはないですよね。
そして、それがきっかけとなって下がり続けていた売上が底を打ち、
そこからは右肩上がりとなりました。

スタバでは、コーヒーの品質を保つために1時間ごとに捨てています。
ですから原価的にはほとんどかからず、売り上げを拡大することができました。

--岩田さんは本書の中で
「ブランドを構築するためには、ミッションとブランドが一体になっていなければならない」
と書かれていますね。

岩田 例えばスタバは、次のミッションを掲げています。



人々の心を豊かで活力あるものにするために
-ひとりのお客様、一杯のコーヒー、
そしてひとつのコミュニティから-




このミッションを、アルバイトも含めたスタバで働く人、
つまりパートナーの一人ひとりが愚直に実現しようと努力しているからこそ、
スタバの店舗は質の高いコーヒーを提供し、
素敵な空間を維持することができるわけです。
お客様はコーヒーをおいしいと感じ、店内の居心地のよさに癒やされ、
そしてお店のパートナーに心から笑顔でお出迎えされ、ホッとするのです。
そういう経験が積み重なって、スタバはお客様にとっての特別な場所になっていきます。

だから、スタバに行くのは、
単にコーヒー屋さんに行くというイメージではないですよね。
スタバのファンになっていただいているお客様には、
それぞれの中にスタバに対するポジティブな記憶や、
思い入れのあるストーリーがあり、
特別な存在として確立しています。



これこそがブランドです。



このように、ミッションとブランドは表裏一体、
まさに「一対で事を成す」のです。
もしその企業が掲げているミッションと、
人々が認知しているブランドが一致していないとすれば、

「ミッションを達成できていないのではないか」

と反省しなければなりません。

ミッションを愚直に一所懸命行えば、
それがブランドになるようにしなければいけないということです。
つまり、ミッションを達成しようと努力し、
それを発信していくことで人々に伝わり、
ブランドとして認知されていくということです。



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●テレビCMはブランドを毀損する? 

--テレビCMなどのマスメディアを使った広告は、
ブランド構築や売り上げ向上につながらないという考えから、
スタバはこうした広告を打っていませんが、なぜでしょうか?

岩田 スタバの場合でいえば、
ブランドを伝える一番の手段は店舗です。
つまり、ブランドは本来、その企業や個人の志がにじみ出てくるもの、
つまりミッションを愚直にやることでそれがにじみ出し、
多くの人々に自然と浸透し、ブランドになる
わけですね。

また、ブランドにはお客様も含まれていると思っています。
スタバの店舗では、あるお客様が自分の荷物が、
他のお客様の邪魔になっていると気づけば、
自然と荷物をどける、そういう“空気”があります。
つまり、スタバに来るお客様は、
他のお客様に気を配れるお客様だということですね。
スタバには、そういうイメージがありますよね。

こういうことすべてが、ブランドをつくっているわけです。
だから、スタバにとっては、マスメディアを使ったブランド構築はあまり意味がないと思います。

--スタバの商品が若干価格は高めで値下げしない理由も、ブランド維持にあるのでしょうか?

岩田 「自分たちが提供する商品やサービスを心から誇りを持ち、
お客様に自信を持っておすすめできるのか?」

そこからブランドづくりは始まります。
特に08年のリーマンショック後は、
「スタバのコーヒーは高い」と風当たりが強かったわけです。
でも、ブランドというのは、お客様とのある種の約束だと私は考えています。

「いついかなるときも、おいしいコーヒーを出す」

「いい店舗環境である」

「いつも笑顔で」


というお客様との契約です。
これはスタバのどの店舗でも同じです。
だから、スタバに対してブランドは成り立っているわけですね。
その契約の中には、価格も含まれていると思っています。
だから、昨日までの値段と明日からの値段が違っていたら、
それは約束を守っていない
ことになります。

このことを、ザ・ボディショップを運営する、
イオンフォレストの社長をしている時に気づいたのです。
当初私は、ディスカウントしたほうが売りやすいし、
お店の人たちは喜ぶと思ったのですね。
でも、お店の人たちには、
明日から5000円になることを知っているのに、
今日のお客様には1万円で売るということの罪悪感
があったわけです。
さらに、自分の商品はこれだけの価値があると思って値段をつけているのに、
その値段を下げるということは、

「自分たちが今まで言っていた価値はありませんでした」

と、自らが認めているようなものです。
それはブランドになり得ないのですよね。

それから、スタバでも、業績が回復して利益が出たときに、
ディスカウントではなく、別のかたちでお客様に還元しました。
 
例えばパソコンの電源。
コンセントを使えるようにすると、お客様は電源コードを持ってきて、
滞在時間が長くなるので困るという意見もありましたが、
それでお客様の満足度が上がるならいいと考え、
電源を使える店舗を広げました。
また、混んでいて座れないことが多いということで、
カウンター席をつくるとか、いすを動かして席をアレンジできるようにしました。
2人席を1人で使えば半分の人数ですが、
それを動かせれば何人でも対応できるわけですね。
またいち早くWi-Fi化を進めました。
ディスカウントではなく、今以上のサービスを提供するための投資
を、することにしたわけです。

--岩田さんはCEO時代、急速な新規出店による規模拡大を避けたということですが、
やはりそれもブランドを守るという観点からでしょうか?

岩田 ミッションを守り育てながら、成長を持続していくためには、
必然的に教育、人材に頼る部分が大きくなります。
だから、成長のスピードに見合った人材が育っていれば、問題はありません。
でも、通常は成長を急ぐあまり、人材育成やトレーニングが後回しになります。

経営者であれば誰でも早く成長したいと考えますね。
例えば小売りの場合、拡大を目指して店舗数を増やすわけです。
新規に店舗を出店するのは簡単ですよ。
お金さえ出せばお店はつくれますから。
しかし、成長を焦ると、変な場所にお店を出してしまうというようなことも起きます。
そして、それはほかの店舗にも影響するわけで、
その結果、クオリティーを落とし、ブランドを毀損してしまう
わけです。



「神は細部に宿ります」



細かな点まで行き届くスピードで、成長していくことが大切なのです。



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●なぜスタバは社員を惹き付けるのか?

--人材のお話が出ましたが、スタバでのアルバイトは、
就職の時のパスポートになると書かれていますが、なぜでしょうか?

岩田 スタバでは、アルバイトにも1人70時間の教育をします。
それは圧倒的に他社と違うところだと思っています。
またその教育には、コーヒーの知識、
美味しいコーヒーの淹れ方、掃除の仕方が含まれていますが、
それ以上にスタバの存在理由、つまりミッションについても、
多くの時間を割いています。

アルバイト募集に応募してくれる方々は、スタバのお店の雰囲気が大好きで、
こういうお店で働いてみたいと応募してくれるわけですね。
だから、自分たちもスタバの価値観を大事にし、
お店の雰囲気をもっといいものにしようと心がけてくれるわけです。
その結果、その方たちもお客様から、すごく好感を持たれることになるわけです。

それは社員の場合も同じです。
何らかの事情でスタバを辞めて他社に転職した後に、
仮に給料が以前の半分になっても戻ってくる社員がいるということは、
会社としてそれだけ魅力があるということです。
みんなが和気あいあいとお互いに助け合うあの雰囲気、
あの空気感の中で働きたいと戻ってくるわけですね。

ですから、スタバの店長は他の小売企業からヘッドハンティングの標的になっていますし、
アルバイトの経験は就職のひとつのパスポートのようになるのです。

--そういう空気感というのは、どうしたらつくれるのですか?

岩田 それはミッションだと私は思いますね。
ミッションを一所懸命みんなで実行しようとしているから、
そういうカルチャーができていくわけです。
しかし、それは3年や5年そこらではできません。
しかも、創業者や経営者がそういう気持ちをしっかり持っていなければ、続かないですね。
ブランドを感じるのは、決してお客様だけではありません。従業員もそうです。
それは、お金ではない何か大切なものを会社から得ているからです。
だから、社員の一人ひとりが「愛社精神」を育めるかどうかが、
その企業がブランドになるための必要条件
だといえます。
社員が愛していない会社や商品が、お客様にとってブランド価値を持つなどという、
都合のいいことはあり得ませんから。

--ブランドというと、最近ビジネスパーソン個人のセルフ・ブランディングを重要視する傾向がありますが、
これについてはいかがですか?

岩田 本来は自分がどうなりたいか、
自分は世の中にどのように貢献していきたいかというミッションがあって、
それをどのように伝えていくかという意味で、ブランディングが必要なのです。
だから、ミッションを持たず、外見や発言内容だけをテクニカルに訓練しても、
本質的に人を惹き付けることはできません。

どう生きるかということが大事なことなのです。
自分の見せ方に重きを置くだけでは、
決してブランドにはならないということです。
こうやれば儲かる、こうやったら格好いい、
だからやるというのは、本末転倒な感じがします。

--最後に、20代から30代の人たちに対して、
キャリア形成の面からアドバイスをお願いします。

岩田 藤島桓夫さんが歌った『月の法善寺横丁』の

「包丁一本、さらしに巻いて」

ではありませんが、
会社がどうだとか、今の環境がどうだとかと言う前に、
自分の包丁を研ぐこと、つまり自分自身を磨くことが大事
だと思います。
コツコツ努力をし、自分自身を磨けば、
どれほど周りの環境が変わろうとも、どこでも通用します。

そして、自分の履歴書に、こういう実績を上げたと書けるように、
目の前の仕事を一所懸命やり遂げることです。

私は、つくづく
「自分の人生を振り返ってみて、無駄なことは何もなかった」
と実感します。
大学卒業後に日産自動車に入社し、セールスマンの時は、
目の前にある仕事、つまり車を売ろうと努力したわけですね。
努力をして実績を上げたから留学することができました。
留学したことで次々と大きな仕事のチャンスが巡ってきたのです。
そして、09年にはスタバの代表取締役CEOに就任することができたわけで、
振り返ってみるとすべて必然としてつながっているのです。

もちろん日産自動車に入社した時に、
将来はスタバという1000億円企業の、
CEOになるというような気持ちを持っていたわけではありません。
目の前の仕事を一所懸命やり遂げてきたことの結果なのです。



点と点は結ばれています。



自分はこれだけ頑張っているのに給料が増えないと嘆く人がいます。
私もそう思っていた時期がありました。
でも、頑張って成果を上げている人には、
もっと大きな、チャレンジングな仕事が与えられます。

つまり「仕事の報酬は仕事」ということなのです。
だから、目の前の仕事を一所懸命やらなければ、次の仕事はありません。

目の前の仕事を一所懸命やらず、
キャリアアップと称して転職だけを考えているような人は、
次のところでも同じ問題が起こります。


ですので、

若いビジネスパーソンの方々には、
目の前のハードルを一つひとつクリアすることに、
一所懸命に取り組んでいただきたい


と思います。

--ありがとうございました。

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引用元URL
ビジネスジャーナル

http://biz-journal.jp/i/2013/10/post_3098.html

スターバックスコーヒージャパン公式
http://www.starbucks.co.jp/



・・・いやー、素晴らしいですね。

ひとつの組織の理念に対し、多くの人間が賛同し、ミッションを共同体としての成功に導く。

スターバックスというブランドが、
まさにスターバックスたりえる理由。

仕事に対する誇りと仲間との信頼、
またそれに付随する経験と実績が、
現在のスタバが展開する独自性の強い、
唯一無二の価値観に繋がっているのだと思います。

こんな刺激的な、魅力溢れる共同体に、携わる人間になりたいですね。

また、そのような共同体を創り上げる事に、
大きな希望と、個人の人生に於ける存在意義を感じます。

人生は刺激ですね。

ではまた来月。

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大つけ麺博@新宿大久保公園で食べた「とみ田」のつけ麺。まいうー。

大つけ麺博 公式
http://dai-tsukemen-haku.com/
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by mitsuyado | 2013-10-20 00:00 | aoyagi | Trackback | Comments(0)

中目黒店 青柳です。

僕は現在32歳なのですが、30歳を超えたぐらいから、良く考えるようになった事があります。
それは

「日本に於ける女性の社会進出と貢献度、雇用や企業との関係性」

についてです。
日本には独自の伝統文化や企業精神があり、
グローバル化社会と言う言葉や概念は正直あまり好きでは無いのですが、
この点において日本は、先進国(と、呼ばれる他国)に遅れを取っている事は、
残念ながら間違いの無い事実であると感じます。

そんな中、先日たまたま目にしたこのインタビュー記事に共感を覚えましたので、
今回ご紹介したいと思います。




全員正社員!
女子95%で成長する秘訣
クロスカンパニー
石川社長が語る女性活用


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「アースミュージック&エコロジー」。
女優・宮崎あおいさんが異国で出会った人と、流暢な現地語でクールなやり取りを繰り広げる――。
印象的なテレビCMに見覚えがある人も少なくないだろう。
これを展開するレディスアパレルが、クロスカンパニーだ。
基幹ブランド「アースミュージック&エコロジー」を中心に現在、国内で500店舗以上を展開し、今年度(2014年1月期)に売上高1000億円の大台を達成する見込みである。
実はクロスカンパニーは、創業時から「全員正社員」を掲げ、その95%が女性、しかも平均年齢25歳と“女子”が活躍する企業でもある。
日本で初めて「4時間正社員」制度を導入するなど、積極的に働く女性の支援を行っている。
女子力を活かす経営とは、そして今後の成長戦略は?石川康晴社長に聞いた。

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人は「調整弁」じゃない

――クロスカンパニーはなぜ「全員正社員」を掲げているのでしょうか。

僕は3年間大手紳士服チェーンで下積みをしたあと、23歳で小さなセレクトショップを開いて独立しました。
身の丈をコンセプトにたった4坪の小さなテナントを借りて、1人で買い付けから接客までやっていましたが、2年目には事業が軌道に乗り始め、社員を雇う必要が出てきました。
当時、僕もまだ若造だったから、いろんな経営者のところへ

「これから中長期的に大事な経営哲学や鉄則はないですか?」

と、学びにいきました。
その時、大先輩の経営者の10人中10人が言ったのが、

「人は調整弁だ。いつでも切れるようにしておけ」

「特に小売業は上がり下がりが激しいから、固定費なんて抱えていたらすぐに会社はつぶれるぞ」


という教えです。
それを聞いて、僕は

「そんな考えを持つ経営者しかいないから、日本の小売業界というのはグローバルにならないし、シュリンクしていくんだ」

と思ったんです。
僕が決心したのは

「正社員という概念を倒産する瞬間まで貫いていこう」

という逆の考え。
人に経営資源を向け、人に投資をしていこうと。

だからクロスカンパニーは創業2年目で初めて社員を雇って以来、
全員を正社員で雇用して、気がつけば今期連結売上高1000億円まできました。
約20年間、正社員という基盤を整えたことで、社員が安定して働いてくれたおかげだと思います。

――4時間や6時間の時短勤務制度を導入したのはなぜでしょうか。

最大のきっかけは、社員番号2番の女性社員(石川社長が1番)が結婚を機にやめてしまったことですね。
彼女は創業メンバーで、いまでも彼女を超えるマネージメント能力がある人はいないぐらい優秀でしたが、

「8時間労働の中で強い権限、意思決定を背負う仕事を両立できる自信がない」

と言われ、引き止めることができませんでした。

その時、僕たちに制度がなくて社員に保証ができなかったために、彼女のノウハウが社内に蓄積できなかったわけです。
クロスカンパニーは95%が女性社員です。しかも平均年齢は25歳とまだ若い。
今後、彼女たちが結婚してママになっても会社に残ってもらうためにはどうしたらいいかと思いました。
それから同じような境遇の社員を、3人ほど会議室に呼んでヒアリングをしました。

「どういう仕組みがあると仕事を辞めずに頑張れるか、今やっていけない背景には何があるのか」

と聞いたら、

「お姑さんが、『女は家で味噌汁を作って待っているもんだ。旦那より遅く帰るとは何事だ』と言う」

なんて話が出てくるんですよ。

それを覆すのはなかなかできない。

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教科書どおりの制度ではダメ

だったら6時間勤務で朝9時に出勤して16時に帰れば、お姑さんが言うリクエスト、
すなわち16時半にはスーパーに行って、17時半から味噌汁を炊いて、
旦那さんが18時に帰ってくるのを待ち構えられるんじゃないのかと。
そしたら

「そんなことができたら、頑張れます」

という返事をもらった。
それで2011年8月からまず「6時間正社員」の制度を導入しました。

一番のポイントは、教科書に書いてある制度を持ってきたのではなくて、
社員の声を繰り返し聞き続けたということです。
各企業には様々な文化があるので、まずは内部に存在する不満を持っている社員を、
何度も何度もインタビューするところから制度設計は始まります。
これをしないかぎり、企業文化にマッチしない使用率の悪い制度になってしまいます。

――成長の過程で女性活用が必要だったわけですね。

いわゆる労働力確保の面でも経営戦略上必要でした。
例えばイオンモールとかららぽーとが大型商業施設を開発しても、
ただでさえ若者がいない上に、モールの中で人材獲得競争になって、
その地域で完全に雇いきれない状態になります。
私たちも実は中央で採用した人を「Uターンキャリア」で1年間だけ郊外に派遣して、
なんとか大量出店の成長戦略を続けていましたが、とにかく苦労していました。

ところが、まず岡山県だけで4、6時間勤務の営業員募集を実験的にやってみたら、
8時間の正社員募集を圧倒的に上回る3倍の履歴書が届きました。
潜在的なニーズが強いと実証できたものですから、すぐに全国に求人募集を拡大すると、
約4カ月で1000人を超える応募が来たのです。

全員が同じことを言います。

「やりがいのある仕事をやりたかった」

と。

だけど、これまで彼女たちが活躍する労働市場がなかった。
そこに「4時間正社員」という安定感と、ある程度の権限がある充足感、
「安定」と「責任」の二つが目の前に降って湧いてきたら当然飛びついてきます。
みんなすごくはつらつと頑張ってくれている、というのが現状です。

短時間勤務制度の利用者は現在165人。
郊外型ショッピングセンター(SC)の店舗を中心に、2~3店に1店の割合で4時間か6時間正社員が入っています。
これを将来的には1店舗に2人入れて、1000人くらいを雇いたいと考えています。

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短時間勤務でも生産性に問題なし

――現場に負担はありませんか。

これはやってみてから気が付いたのですが、逆に4時間正社員は1時間当たりの労働生産性が高いんです。
彼女たちはローカル要員として配置していますので、保育園や幼稚園のママ友を連れてきてくれます。
地域の行事の話ができたりもするので、顧客1人当たりの単価やリピート率がとにかく高く出ています。

もう1つ面白い事例は、「グリーンパークス」というブランドで意図的にほぼ女性だけの事業部を作ってみました。
ターゲットはアラサー(30歳前後)のヤングママ、部署も顧客と同じにしようと30代女性を集めてみました。

女性目線のブランド構築が当たり、このブランドは20%成長を続けて、通期売上高は今期220億円ぐらいになる見込みです。
営業利益率は15%とすでに基幹ブランドの「アースミュージック&エコロジー」を超える数字を叩き出しています。
現在はグリーンパークスの出店が一番多いですから、この2~3年でアースに並ぶブランドに成長するでしょう。

私たちはCSR(企業の社会的責任)という視点ではなくて、会社の利益になるから女性支援をしているということをいちばん言いたい。
女性活用が企業の成長に必要だということを理解してやっているワケです。

――男性側の理解はどう進めたらよいでしょう?

11月からは男性社員向けの育児休暇制度も新たに導入します。
ただ、普通の制度ではなくて、クロスカンパニー流の「強制イクメン休暇」(仮称)です。
子どもがいる家庭において男性は月に1日公休をプラスするので、強制で取得してパートナーのために家事・育児を手伝わなければならないというものです。

当然、奥さんに

「会社が作った制度はあなたが楽になるために作った制度だから、旦那さんをお迎えや買い物に行かせるのに使ってください」

とコミットメントさせる。
奥さんのサインをもらって、会社の目的を通達します。
娯楽に使われたら困りますので(笑)。
男性にも強制するというのがミソで、女性の育休に抵抗をなくすのが狙いです。
日本の事例になっていくのではないかと期待しています。

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女性活用は「国よし、家族よし、企業よし」

――今後の成長のためにも女性活用は必要?

これ何回、取材で言ってもカットされちゃうんですけど、女性活用は

「国よし、家族よし、企業よし」

の三方よしなんですよ(笑)。
国は所得税が増えて税収があがる、家庭も可処分が増えて豊かになる、企業も労働力を確保できるうえ生産性が高まります。

日本は少子化で市場もシュリンクして、優秀な人材を世界から調達しないといけない中で、
欧米並みの女性活用の基準がない限り、人事面でもガラパゴス化していきます。
日本は女性の中間管理職比率はわずか11%、欧米は30%を超えている。
日本では男性がマーケティングや組織戦略を意思決定しますが、そこにガバナンスが効いていません。

日本企業がグローバル化に苦戦しているのも、女性活用の遅れが一つの要因なのは間違いありません。
海外に打って出て行くためにも女性支援は不可欠です。
女性の活用が会社に利益をもたらすことを、誰よりもトップが理解して制度化していかなければならないと思います。

(中略)

柳井さんほど高い目標は掲げませんが、最終的には「ZARA」や「H&M」など現在のグローバルSPAと同じくらいの売上高1兆5000億円、純利益1000億円が目標です。
M&Aもまだ模索しています。

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株式公開の可能性は「否定しない」

――資金調達手段として、株式上場という選択肢はありませんか。

五分五分ですね。IPO(新規株式公開)の可能性も否定はしません。
これまでは実質無借金のビジネスモデルでなんとかやってきました。
ただ、これからは年間100店舗の出店を続けながら、グローバルで事業展開していかないといけません。
そのためには人材と資金調達の両面で必要になってきます。

大型調達が必要であれば、近年中にIPOの可能性もあると思います。
まあ、この1~2年で、その判断をしなければならないと思います。
監査法人も5~6年前から入れているので粛々とどちらにも転べるように準備はしています。

撮影:尾形 文繁

引用元URL - 東洋経済ONLINE
http://toyokeizai.net/articles/-/19373

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石川 康晴

株式会社クロスカンパニー代表取締役社長。
1994年クロスカンパニーを創業。
1999年に「earth music&ecology」を立ち上げた。
内閣府男女共同参画局推進連携会議議員。
国立岡山大学経済学部卒業。

1970年 岡山県岡山市で生まれる
1994年 23歳で故郷の岡山県にクロスカンパニーを創業、レディスセレクトショップ「CROSS FEMME」オープン
1995年 有限会社クロスカンパニー設立
1999年 主力ブランド「earth music&ecology」事業開始
2002年 株式会社クロスカンパニーへ組織変更
2004年 香港へ同社ブランドを展開
2007年 岡山県知事より「岡山県男女共同参画社会づくり表彰」事業者部門受賞
2008年 台湾現地法人設立
2010年 オカヤマアワード創設[1]
2011年 中国現地法人設立
2012年 企業家ネットワーク主宰の「年間優秀企業家賞」において、第14回チャレンジャー賞を受賞[2]。

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株式会社クロスカンパニー
http://www.crosscompany.co.jp/


株式会社クロスカンパニー紹介TV動画



・・・うーむ、(実情は分かりませんが)企業が提唱するパブリックスタンスとして、
非常に素晴らしいと思います。

実際、僕が従事する飲食業においても女性スタッフ、
特に主婦は非常に優秀なスタッフが多いのが実情です。

また、飲食店においてはランチタイムが非常に重要な時間帯である為、
彼女たちの希望勤務時間の需要(子供の送り迎えに関わる為9時頃~15時頃)というものは、
まさに飲食ゴールデンタイムであり、こちら側のニーズとマッチする最適な人財と言えます。

彼女たち(特に子供のいる女性)の仕事に対する姿勢として、僕が個人的に感じる事は



●女性(主婦)スタッフの優れている点●

・タイムスケジュール管理が非常に優れている
(育児経験などから、時間に対する管理意識が高いのだと思います)

・仕事に対する責任感が強い
(ある種放棄する事の出来ない、家庭という共同体での経験からきているのだと思います)

・顧客との距離感や要求に対する事前察知能力に秀でている
(家族とのコミュニケーション、周囲の連帯との経験から来るものだと思います)

・クレンリネスに対する意識が非常に高い
(やはり家庭において、模範となる行動を遂行している事が要因としてあると思います)

・限られた時間の中でやりがいを求めている
(家庭と仕事の両立の中で、可能な限り濃密な時間を過ごしたいと考えている方が多いのではと推測します)

です。

そう考えれば、アルバイトやパートでは無く、4時間~6時間の正社員として、
彼女たちを採用し、その能力を最大限に活かす環境を提供する事が、
少子高齢化する日本の今後の経済成長を促進する為に、
日本企業に求められている姿なのではないかと思います。

逆に考えれば学生やフリーター、独身の社会人などはディナータイムで活躍してくれますし、
土日のみ勤務希望の学生やフリーター、社会人も数多く存在しています。

それらを専業8時間の正社員ではなく、4時間~6時間の正社員として雇用するという事は、
縮小化する日本経済に、新たな突破口を見出す革新的なアイデアであると思います。

いずれにしても、日本の企業と埋もれている人財をマッチングする媒体は寡占状態が続いており、
新たな切り口でその溝を埋めるようなビジネスは、今後可能性が大きいと感じます。



女性が活躍する社会、

女性が活躍する企業、

女性が活躍する現場。

つまり女性が活躍する、

日本という国家。




いやー、素晴らしい響きじゃないですか。



まさに楽園ですね。



それではまた来月。

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門前仲町の夕焼け
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by mitsuyado | 2013-09-20 00:00 | aoyagi | Trackback | Comments(0)

中目黒店 青柳です。

何年ぶりかのお盆真っ只中に、実家に帰省して参りました。

個人的大義は成し遂げられなかった感がありますが、

物的と言うよりは心的に、数多くのものを得る事が出来た、

非常に有意義な時間でした。

物的なものも、幾分か摂取して参りました。

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@新幹線

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冷奴

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とうもろこし

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肉じゃが

いやー、休日って素晴らしいですね。



今回の帰省で一番強く感じた事は

「両親の偉大さ」

です。



先日ある泥酔した人物(Aさんということにしておきます)に、頂いた言葉があります。



○Aさんの生物学的思考の話○



A「世界中に色んな人間がいるけどさ、どんな人間にも全て共通してることがあるんだよ。わかる?」

私「(いきなり何だよと思いながら)・・・はぁ。」

A「日本人も、アメリカ人も、中国人も、人以外の動物や虫も、みーんな共通してる事なんだよ。わかる?」

私「(相手が泥酔して面倒なので)・・・それ何ですか???」

A「それは『生まれる』、『死ぬ』の2つだよ」

私「(いきなり何言ってるんだろうこの人)・・・。」

A「その中で、人間は国とか人種とか病気とか事故とか色々あるけどさ、この2つだけは全生物共通だろ?」

私「(めんどくさいなーと思いつつ)まぁ・・・。それがどーしたんですか???」

A「人間なら学校とか就職とか兵役とか趣味とか恋愛とか結婚とか色々あるけどさ」

私「はい」

A「それらを究極的にそぎ落とすと、人生における生物の存在意義は『生まれる』、『死ぬ』、そして『子孫を残す』になると思うんだよね」

私「んー・・・。それは見方によって考え方が色々あると思いますけど・・・。子供がいなくても幸せな人もいるし、逆に子供がいるけど不幸な人もいると思います。産みたくても産めない人もいるだろーし・・・。でも、それでも幸せな人もいるんじゃないですか?」

A「(キレ気味に)そうなんだよ!だけど絶滅していく動物のドキュメンタリーとか見てると、本能的に何かさみしいだろ?生物学的な観点から言えば、生物の存在意義は種の繁栄かもしれないけど、その生物本人からしたら、種の存在意義と自分の幸せの価値は違うし、幸せの価値基準はむしろそこじゃないんだよ

私「んー・・・、結局何が言いたいんですか?」

A「あらゆる事象に対して思考を放棄しないで欲しいって事だね。人間は脳を持つ、思考する事が出来る生き物だから。政治も文化も人種も戦争も震災も。思考する事や興味すら無くされる事が、当事者にとって一番辛い事だから」

私「(何かすごい展開になったと思いながら)はー、なるほど。」

A「そんな重いトピックだけじゃなくてさ、服とか髪型とかメイクとか車とか音楽とかインテリアとか・・・。サブカルチャー要素に関しても、殆どの人が要はモテたいから頑張るわけじゃない」

私「そんな人ばっかりじゃないと思いますが・・・」

A「(カブせ気味に)そこに対して思考を放棄されるとゆーか、興味すら示されないのであれば、誰もそこに対して頑張らないでしょ?」

私「確かにお洒落して美容院行ってヘアメイクして、デートするときに何も気付かれなかったらさみしいですね」

A「(水を得た魚のように)そうなんだよ!結婚して10年経って、服にも髪型にもこだわらなくなる夫婦っているでしょ?そりゃそうだよ。お洒落しても誰も自分に興味持ってくれないんだったら。だからこそモテる為には常に思考する事、そして相手を褒める事が大事なの。思考を放棄した瞬間、人間はその存在意義や幸せを享受するチャンスを失うんだよ。だから俺は万物に対して常に思考するようにしてるんだ」

私「(何だこの展開と思いながら)・・・Aさんは最近モテるんですか?」

A「(即答で)俺はモテるよ。異性から恋愛対象としてモテるかどうかは別として、深い思考の繰り返しを続ける俺は興味の対象として、この上無いぐらい魅力的な褒め上手の人間だから」

私「・・・」



・・・と、泥酔こそしてはいたものの、彼なりの芯の通った、非常に熱いトークを繰り広げていました。



真面目な話。

人間はやはり周囲の共同体と連帯を持って人生を生きていく上で、

幸せの基準が、自分優先から、他人優先に変わる方が多いと思います。

つまり自分自身の夢や幸せと言うよりは、

自身の大切な家族や伴侶となる人物、子供や孫、組織や会社といった、

血縁関係や親族関係、人生の夢や目標でもあるビジネスのゴールに向かう共同体の仲間の幸せ、

つまり他者の幸せが、自身の幸せに変わるのだと思います。

その定義上では、私の思考はまだまだ未熟な子供なんだな、と感じました。



しかし親にとってみれば、子供はいつまでたっても子供であり、

またその子供に対する愛情は、他に代え難い無償の愛であり、

例えば子供が政治家になろうが、物書きになろうが、ダンサーになろうが、

或いは今までに存在しない、世界的な革命家になろうが、

世俗的な価値観とは無縁の、それは普遍的かつ能動的な愛情であるのだと思います。

その中で、自分の子供が幸せな生活を送り、またその中で新たな命が誕生するのであれば、

それが親にとっては何よりの幸せであり、それ以上にない親孝行なのかな、とも思いました。



長くなりましたが、そのような事を、今回の帰省で学んだ気が致します。



学んだ事象は、日々の生活に還元していきたいと思います。



最後に、最近好きな言葉を。



人を相手にせず、天を相手にせよ。
天を相手にして、己を尽くし、
人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。

道は天地自然の物にして、
人は之を行ふものなれば、
天を敬するを目的とす。

天は人も我も同一に愛し給ふゆえ、
我を愛する心を以て人を愛する也。


西郷 隆盛


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仙台の夕焼け
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by mitsuyado | 2013-08-20 00:00 | aoyagi | Trackback | Comments(0)

中目黒店 青柳です。

最近、このような事を考えました。

世界の変革には「イノベーション」が必要であると。

そもそも「イノベーション」とは・・・



物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のこと。
一般には新しい技術の発明と誤解されているが、
それだけでなく新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、
社会的に大きな変化を齎す自発的な人・組織・社会の幅広い変革を意味する。
つまり、それまでのモノ・仕組みなどに対して全く新しい技術や考え方を取り入れて、
新たな価値を生み出して社会的に大きな変化を起こすことを指す。
(WIKIPEDIAより参照)




・・・うーむ、なるほど。

確かに、ビジネスにおいて「イノベーション」という言葉は、非常に重要であると思います。

この言葉を考察するにあたり、まず頭に浮かんだのはこの企業です。





APPLE





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伝説の経営者、スティーブ・ジョブズ氏が創り上げたこの企業は、世界に革命を齎しました。

APPLEのイノベーションについては、様々な見解があると感じておりますが、
私個人が感じるAPPLEの革命は、



「無駄を削ぎ落とし、不可能と言われた他分野を統合、大衆性溢れる媒体で再現した」



事にあると思います。

APPLEイノベーションと言えば、MAC、IPOD、IPHONEがあると思います。



MACのイノベーションは、

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iMAC 3G

それまでのマイクロソフトのビル・ゲイツ氏が展開していた、
ビジネス市場で圧倒的シェアを誇っていたWINDOWS PC市場とは一線を画し、
特に音楽やデザインを志すクリエイターから強力な支持を得て、
ポップなデザインとシンプルなインターフェース、独自性の強いソフトウェアの後押しを受け、
特定市場で独占的な人気を博し、現在は一般層からも多くの支持を獲得しています。



IPODのイノベーションは、

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iPOD 3

それまでの音楽再生プレイヤーの主流であったアナログデバイス、
カセットプレイヤー、CDプレイヤー、MDプレイヤーといった携帯音楽端末市場に、
何とハードディスクを搭載して、何千曲・何万曲という膨大なライブラリを、
気軽に持ち運び楽しむ商品開発に成功した事にあると思います。



IPHONEのイノベーションは、

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iPHONE4 WHITE

やはり「他分野の機能を1つに統合した利便性」にあると思います。
携帯電話、地図、デジタルカメラ、音楽プレイヤー、カーナビ、ノートPC(PDA等のモバイル端末)、携帯ゲーム機器、ボイスレコーダーetc・・・。
本来は別々のハードウェアで持ち歩いていた、これらの機器を1つの端末に統合し、
かつ高いクオリティで再現した事が、IPHONEの世界的大成功に繋がっているのだと思います。

※写真は勝手ながら僕の好きなデザインの時代の製品です。



実際、10年前ぐらいの僕はバイクで外出する際、

「財布、ケータイ、鍵、地図、デジカメ、IPOD・・・」

と、念仏の様にブツブツ呟いていた気がします。
当然バッグは必需品でした。

それが現在は

「財布、鍵、IPHONE」

この3つに、そぎ落とされました。
基本的にはバッグを持たず、手ぶらです。

便利な世の中になりましたねー。



APPLEを追随する企業は数多くありますが、
やはりオリジネイターでありトップシェアという事実こそが、
APPLEのイノベーションと経営力を物語っているのだと思います。
(私自身は所謂アップル信者ではなく、個人的にはソニーが大好きなので、
ソニーにはもっと頑張ってほしいという気持ちもあるのですが)

このようなイノベーションこそが、ビジネスの世界に刺激と革命を齎し、
大きな成功と名誉を手に入れる事が出来るのだと思います。



そのような視点で考えてみれば、
世界にイノベーションを齎している企業や商品は、他にも沢山あります。

近年の自動車業界でいえば、トヨタのプリウスが、これにあたると思います。

日本の銀行/金融業界でいえば、立ち上げ当時の新生銀行が、これにあたるかもしれません。

インターネット業界で言えば、間違いなくグーグルでしょう。

流通/販売業界でいえば、アマゾンがこれに当たると思います。

音楽販売業界でいえば、ITUNES STOREやBEATPOATでしょうか。

服飾業界でいえば(業界イノベーションという定義上では)、
ユニクロやGUを展開するファーストリテイングが、これにあたると思います。



つまりこれらの企業や商品に共通するファクターこそが、

「イノベーションとは何か?」

と考える上で、非常に大事であると感じます。



少し掘り下げて、私自身が現在従事する飲食(ラーメン)業界のイノベーションでいえば、

豚骨ラーメンを大衆化させ全国に広めた
「一風堂」

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つけ麺文化を全国に広めた
「東池袋大勝軒」

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駅前型激安中華料理店として成功を収めた
「日高屋」

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ファミリー型低価格チェーン店として展開を続ける
「幸楽苑」

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セットメニューやアルコールで高客単価を実現した
「餃子の王将」

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上記の様な事業規模の大きいラーメン企業、
また、所謂多店舗展開の企業とは全く異質な経営方針ながら、
強烈なクリエーションと熱狂的フリークの支持で全国展開を進める
「ラーメン二郎」

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などが、ラーメン業界にイノベーションを齎したと思います。

そして独自の文化で進化を続ける、地方や都内近郊の有名個人ラーメン店。

これらの存在が、ビジネスとしてのラーメン業界を牽引しているのは、事実だと思います。



・・・見えてきました。つまり何が言いたいのかと言えば、



業界イノベーションを齎す企業や商品は、
既存業界の標準的価値基準や商品とは、
全く異なる価値や視点で開発されたものである




という事。そして更に大事なのは、



イノベーションを、常に競合を圧倒しながら維持する



これこそが、ビジネスとして成功する為に、最も重要なファクターであると思います。



2013年の今現在、カメラ付き携帯電話というものは、もはや当たり前です。
しかし、携帯電話にカメラが付いていなかった時代、
SHARPがドコモから発売したカメラ付き携帯電話は、革命的でした。

インターネットが無い時代、ポケベルやメールの機能と言うものは、革命的でした。
しかし今現在、ポケベルは姿を消し、メールは当たり前のコミュニケーションツールに変わりました。
現在では、SKYPEやLINEといった新たなツールが、既に定番化しています。

つまり・・・



革命は、時間と共に、常識に変わります。



イノベーションは強力なクリエーションや膨大な開発力を必要とし、
そこに投じるヒト・モノ・カネの投資は、計り知れないものがあります。
しかしそれらを維持・継続し、かつ業界トップシェアを維持し続ける事は、
更に困難な課題であり、長期的な戦略的事業計画を求められます。

なぜならば、そこに追随する業界他社を牽制し、常に圧倒し続ける必要があるからです。



2番手がオリジネイターを超えて業界トップを獲得する事は、珍しい話ではありません。
特に参入障害が高い業界であればある程、大手にノウハウを吸収されてしまう事が殆どです。

私が所属している飲食業、特にラーメン業界というものは、
参入障害が低いのでイノベーションの可能性を大きく秘めておりますが、
栄枯盛衰、世代交代が大変激しい業界なので、
3~5年サイクルで、大きく業界地図が変動します。

しかし、そこでトップシェアを獲得・維持し続ける事が出来る企業こそが、
真の意味で、業界イノベーションを実現した優良企業であるのだと思います。



イノベーションとは、要はシンプルな思考の切り替えなのだと思います。

不可能を可能にする、そのアイデアをどう拾い上げ、行動を実行するか。

その気付きを大事にしながら、セルフイメージを磨いていきたいと思います。




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「Stay hungry, stay foolish.」
(ハングリーであれ。馬鹿であれ)













僕も後悔を残さない行動と選択を、積み重ねて行きたいと思います。

参院選全国比例区に出馬、三宅洋平の選挙フェスまとめ
http://matome.naver.jp/odai/2137303390336449901



ではまた来月。
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by mitsuyado | 2013-07-20 00:00 | aoyagi | Trackback | Comments(0)

中目黒店、青柳です。

世間では総選挙が流行ってるみたいですねー。

僕はアイドルはあまり詳しくないのですが、
ラーメン業界でも、こんな総選挙が行なわれるみたいです。


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2013力の源ラーメン総選挙
http://www.facebook.com/photo.php?v=321690921295849

↑上記URLでキャンペーン予告動画を見る事が出来ます。熱い。



博多一風堂が開催する、スタッフを対象とした新商品開発総選挙。

昨年は、一風堂暖簾分け店主のみでの開催でしたが、今年は何と所属するスタッフ全員が対象(!)。

これは面白そうですねー。

しかしひと口に総選挙と言っても、そこに投資する時間、労力、資金といった、

諸々の経費や人員とスケジュールの調整が膨大である事は、容易に想像出来ます。

うーむ・・・、さすが世界の力の源カンパニーですねー。



そーいえば、僕が尊敬するこのラーメン店経営者も、力の源カンパニー出身です。

その人物とは・・・










宮崎 千尋さん
(みやざき ちひろ)

ソラノイロ@麹町 店主 兼 経営者

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ソラノイロ@麹町店主 宮崎千尋のfree styleブログ!!
http://ameblo.jp/chihirockkun/

ソラノイロ 公式TWITTER
https://twitter.com/soranoiro2011

ソラノイロ 公式FACEBOOK
http://www.facebook.com/soranoiro01?fref=ts



その宮崎さんが以前ブログ(&FACEBOOK)にUPしていた記事に、
多大な共感を覚え感動致しましたので、今回ご紹介したいと思います。



 「本からの刺激!」

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年収1億円思考 江上治著

麺屋一燈@新小岩の坂本店主がFBにあげていた本。
早速読みました。すばらしいです。

今日感じたことがあるので忘れないように書いておきます。



---人間評価の基準を「行動」に置く人は多い。

「巧言令色鮮し仁」と孔子は言うが、いくら口でうまいことを言っても、

行動が伴わなければ評価されないし、信用されない。

言っていることと行動が逆ならば、馬鹿にされるし、軽蔑されるだけだろう。

人間の行動は、実に正直にその人の人間性を表すものだ。

だから行動は重要なのである。

真摯な行動は誰かが見ていて、いつか評価してくれるのである。---




(株)力の源カンパニーに在籍中、
今から8年前に日本創造教育研究所という研修施設?で、研修を受けました。
そこで学んだ一番のこと。



「知識より実践、実行、行動」

「行動こそ真実」




この本のこの部分を読んで、その時のことがよみがえりました。

当時の僕は、京都五行に在籍していて、
店舗は赤字、スタッフには嫌われている、
プライベイトもだめ、全てがだめでした。
それを他人のせい、環境のせいにばかりにして、自分が変わろうとしていなかった。
自分が行動をしていなかった。

今考えると、その時の自分は自分の行動が作り上げていたんだ、と。

それ以来、僕は少しずつ変わりました。

30分お店に早く行き、トイレ掃除を3ヶ月間継続。
スタッフの見る目が少しずつ変わっていきました。
トイレもいつもピカピカに!

苦手だと思っている人に近づき、あえてコミュニケーションを取り、
その人のことを知る努力を。
その人を知っていけば行くほどに、
自分の思い込みや勘違い等が多くあり、
いい関係になり、仕事もしやすくなりました。

赤字も、具体的に業者さんの選び直しのために、
沢山探して少しでも安くていいものを仕入れました。
人が過剰だった分も無駄を省き、適正人数での営業に。
お客様も少しずつ増え、あり得ないほどのV字回復で黒字化に成功。

そうなるとプライベイトもよくなりました。

一つが動いていくと、がらっといろいろなことが良くなっていきました。



「行動こそ真実」



でした。

まず、
この本にも書いてあるように、

出来ないことは無理に
「やる」「やります」「できる」
って言わないことは
大切かもしれないですね。

もちろん、だれしも自分を変えたい、誰かの期待に答える為にやりたい、
と考えるのは自然なこと。

でも、いくら自分が
「やろうと思っていた」
「考えていた」
と言っても、それは伝わらないもんね。
ましてや、口に出して
「やる」
と言っていたのにやらないと、
信頼や信用を失ってしまうものね。

例えば、ダイエットを始めようと思っている人がいたとして、
それは周りの人に
「ダイエットをしてるんだ」
って言ったにしろ、黙っていたにしろ、

そう思っていることや言うことでは周りは本当の評価をしてくれない。
むしろ
「また言っている」
「どうせ続かない」
って思われていることの方が、多いかも。

でも、具体的に行動をして、
例えば
「食事量を減らす」
「週に3回1時間運動をする」
ことによって、
「結果」
が出る。

「顔が細くなる」
「体型が少しスリムに見える」
などの結果が周りの人に分かる。
痩せたら自分も嬉しい、周りもすごいね!ってなりますよね。

そして、もっと言えば行動をしないと、自分が自分との約束を破ることになる。
ただ思っているだけ、
「また自分はやらなかった」
って、自分のことを責め始めたりもする。
でも責めて、反省して意外に満足して、またそれを繰り返す。
だから変わらない。



やっぱり、行動が大切。

そして、行動の継続、積み重ねが大切。

どんな人間関係、どんな仕事でも言えることかもしれない。




僕もまだまだ自分が出来ること、出来ないことあるけれど、
自分との約束、他人との約束、ちゃんと守って、
自分と周りが望む結果を出していきたいと思います。
そして、過度な期待をさせるような発言、守れない発言は慎みたいと思います。

とっても大切なことを再確認しました。

読んでいただきまして、ありがとうございます。


>ソラノイロ@麹町店主 宮崎千尋のfree styleブログ!!
2013年3月12日エントリー 「本からの刺激!」より引用させて頂きました。

http://ameblo.jp/chihirockkun/entry-11488529097.html




うーーーむ、最高です。

僕自身、尊敬している人物を頭に思い浮かべてみると、
真摯な行動の積み重ねを、常に実践されている方ばかりでした。

また、その逆の感情を抱いてしまう人物を頭に思い浮かべてみると、
発言と行動が一致しない、もしくは何もしていない方ばかりでした。

やっぱり、ビジネスでもプライベートでも、
発言と行動の実践、理論と実績の一致が、何より大事だと思います。

行動が伴っているからこそ理論に真実味が増し、
他者からの評価に繋がるのだと思います。

漠然とは感じていたけれど、改めて大事な事に気付かせて頂く事が出来ました。

宮崎千尋さんのこの記事に、感謝したいと思います。

ありがとうございます。



・・・やっぱり、自分が一生懸命取り組んできた何かが無くなる事は、

自分の人生にとって、それに関わった全ての人間にとって、非常に辛い事です。

大きな挫折感や、虚無感が訪れます。

しかし、何よりも悔しい事は、

そこに全力を注ぎ全てを出し切れたと、

言い切れない自分がいたときではないでしょうか?

なにかに言い訳をして、誰かのせいにして、責任の所在をすり替える。

一時的な痛みは和らぐかもしれませんが、

それでは人として、成長が望めないのではないかと思います。



やらずに後悔するよりは、

全力でやった上で、

後悔ではなく涙を流したい。

本気で嬉しくなければ、

本気で悔しくなければ、

涙は流れません。




そんな仕事をしていきたいです。



ではまた来月。
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by mitsuyado | 2013-06-20 23:14 | aoyagi | Trackback | Comments(0)

つつじヶ丘店 青柳です。

旬な話題で行きます。

最近弊社ブログでも“すき家”さんの


「牛丼×焼きそば」


という斬新な組み合わせが話題となりましたが、

それを上回るほどの衝撃的なコラボレーションを見つけてしまいました。

それは・・・















 「ハンバーガー×ラーメン」 















~ロッテリアと「麺屋武蔵 新宿本店」が夢のコラボ!!~
『麺屋武蔵ラーメンバーガー』
 

http://www.lotteria.jp/news_release/2013/news05080001.html

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この『麺屋武蔵ラーメンバーガー』は、これまでのハンバーガーの食べ方の常識すら覆す新商品で、
麺をパティに仕立てたバーガーとともにラーメンスープと割り箸をご用意。
さらに、『替え玉』として麺パティを追加注文することが可能で、
まさにハンバーガーショップで食べるラーメンです。
 

(ロッテリア公式HPより抜粋)



本来は5/20(月)から販売開始予定だったそうですが、
問い合わせが殺到した為に関東エリアでは5/17(金)より先行販売開始との事。

うーむ、これは気になる・・・。

というワケで、食して参りました。

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ロッテリア 笹塚店。

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メニュー。価格は634(むさし)円。

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包装紙も麺屋武蔵コラボ。

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ラーメンバーガー本体。

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パティ代わりに焼いた麺にタレが絡み、具材はチャーシュー。

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裏返してみるとマヨネーズが。

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スープ付。せっかくなので替え玉(右上)も頼んでみました。

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最後は残ったチャーシューを添えてスープに替え玉を入れつけ麺風。(笑)





麺を焼くという工程があるので時間がかかるかと思ったのですが、
注文してから1分程度で出てきました。

さすがロッテリアさん、精巧なオペレーションですねー。



食べた感想は何とゆーか・・・、コメントが難しいです。(笑)



とりあえず喉が渇くので、何かドリンクを頼んだ方が良いと思います。

僕はラヲタなので麺屋武蔵系列のお店は殆ど食べ歩きましたが、
この麺やスープが麺屋武蔵のテイストを何か踏襲しているのかと言われると、
そこは正直何とも言えないような部分はあります。
(かすかに角煮風なチャーシューが麺屋武蔵っぽいような気がしなくもないですが)

しかし、フランチャイズチェーンの商品に求められる、
斬新さや話題性、来店動機に繋がる商品という意味では、
非常にインパクトあるユニークな企画だと思います。

そういった意味では、ロッテリアさんにとっては、非常に良い商品だなぁと感じました。
(※実際普段ハンバーガーを殆ど食べない僕も、バイクで20分かけて食べに行った位なので)



6月中旬までの短期間限定販売のようなので、気になった方はお試しください。



ではまた来月。





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「たけちゃんにぼしらーめん」の店主、
坂本鐐一さんが平成25年5月12日、
肝臓癌により急逝されたそうです。

僕が尊敬する「ソラノイロ」の宮崎千尋さんのブログで知りました。
http://ameblo.jp/chihirockkun/entry-11531928488.html

とても素晴らしい記事です。。



僕もラーメンの食べ歩きを始めた10年前ぐらいに、

「煮干を使ったラーメンがこんなにも上品で、洗練され、脳と舌をくすぐるものなのか」

と、“96年組”と呼ばれた青葉やくじら軒、上記の麺屋武蔵と共に、衝撃と感動を覚えたお店の一つです。

個人的に面識や交流はありませんでしたが、
ラーメンの歴史に残る偉大なラーメン職人として、尊敬していた人物です。

ご家族の皆様、関係者の皆様、謹んでお悔やみ申し上げます。

2013.05.21 青柳 隆
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by mitsuyado | 2013-05-21 00:00 | aoyagi | Trackback | Comments(0)

Hi,What's up everyone!!!!!

My name is Takashi Aoyagi from Mitsuyado of Tsutsujigaoka.

I'm fine,Thank U!!!!!!!!!!



・・・使い慣れない小学生レベルの英語はこの位にして、最近個人的に熱くなる動画を見つけてしまいました。

一時期の日本ラーメンのNYでの大ブーム、そして今現在のアジア圏でのジャパニーズラーメンブーム。

一風堂が火付け役となり、現在台湾や香港、タイやシンガポール、そして中国にも日本のラーメンは広まっています。

これらはいわば日本発の“輸出文化”であり、「日本人の、日本人による、日本人の手によって作られた」海外のラーメン店です。

しかし、輸出文化があれば当然輸入文化があり、また複雑ですが“逆輸出文化”や“逆輸入文化”も存在します。

この動画はいわば“日本発のラーメン文化逆輸出”に挑む人物のドリームサクセスストーリー。

7分30秒、お時間を下さい。

○動画説明○
---毎年ニューヨークで開催されている、題材の食べ物を食べながら映画を見るという映画祭
「Food Film Fest」で賞を受賞した作品です。
ラーメンをテーマに熱い思いを語っています。---
(映像下部の字幕ボタンを日本語にすると翻訳されます)



Ramen Dreams

Food Film Fest 公式HP
http://thefoodfilmfestival.com/

そう、この動画で熱く語っている彼の名前は・・・















“Keizo Shimamoto”!!!
(ケイゾー・シマモト)






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~profile~(ブログより抜粋)
About Me
From a very young age, at a time when my brain was still learning how to store memories, I've always loved ramen.
As a second generation Japanese-American who grew up frequenting Japan with family,
I soon developed a love that would one day encapsulate my wildest dreams.

I began this blog around the same time the world of subprime mortgages imploded.
Needless to say, I was in that world when it all came crashing down.
What started out as a hobby, quickly turned into an obsession.
And with that obsession came a passion that currently drives my ramen dream.

I'd say that this is more than just a ramen blog only because it is now like an everyday journal of my life in Japan centered around ramen.
So if you have the patience to follow my idiosyncratic posting style or if you're just here to look at pictures, I welcome you to my ramen soup-opera.
Hopefully I don't waste too much of your time.

Thank you for letting me slurp!

※TOEICスコア○○○点の歩く翻訳機の僕が翻訳するとライブ感が出ないので、原文のままどうぞ。

Keizo Shimamoto氏のブログ“GO RAMEN!
http://www.goramen.com/

Keizo Shimamoto氏のTwitter
https://twitter.com/GoRamen

Keizo Shimamoto氏のfacebook
http://www.facebook.com/keizo.shimamoto



うーむ・・・






























YE━━ d(゚∀゚)b ━━S!!






























いやー、最高じゃないですか。

アメリカ生まれ、澄み切った青空に乾いた空気のロサンゼルスはオレンジカウンティ出身の彼が、
海を渡った先にある日本のラーメンに陶酔し、その海を渡って日本のラーメン文化を学ぶその姿。

この映像からすると世田谷区新代田にある環七通り沿いの
「BASSANOVA(バサノバ)」
というお店で働きながら日本のラーメンを学んでいるようなんですが、
このお店が僕が一時期ハマっていたお店なので、何だか感慨深いものがあります。
(バサノバは昔方南町にあった地雷源というお店と、原宿のばさらかというお店が共同プロデュースした、お洒落な豚骨ラーメン店)

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BASSANOVA TWITTER
https://twitter.com/bassanovaramen

また、ケイゾー氏のブログで紹介されているお店が僕が好きなお店が非常に多く、勝手に親近感を抱いてしまいます。
(ケイゾー氏は杉並区在住で、僕は昔杉並区の永福町という街に9年間住んでいました)
有名な永福町大勝軒だけでなく、草むらというお店(永福町にある永福大勝軒の親族の方が経営する中華料理店)にも訪れているあたり、相当なラーメンオタクっぷりを感じます。

海外の方の作るラーメンといえば、映画「たんぽぽ」を見て衝撃を受け日本のラーメンに踏み入れた、
かのアイバン・オーキン氏が手がける「アイバンラーメン」が有名ですが、
意外とそういった外国人の方が経営する日本式なラーメン店は、少ないように感じます。

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アイバンラーメン公式
http://www.ivanramen.com/index.html

それは勿論学んだ技術や文化を祖国へ持ち帰り花を咲かせる、
という大きな夢を持ってらっしゃる方が多いからだと思いますが、
この状況を逆にたとえれば

「日本人がフレンチの修行の為にフランスに渡り、フランスでお店を開業し成功を収める」

という、至極困難に思える道程であり、そこに挑戦する姿勢に、僕は感動を覚えます。
(そこで実際に成功しているアイバン氏は、本当に凄いと思います)



またもう一人、日本のラーメンを海外に伝える為に現在奮闘されているのが、
当時若干22歳で「中村屋」をオープンし瞬く間に超人気店に仕立て上げ、
現在はハワイ~ロサンゼルス~ニューヨークといった土地で、
ラーメンの麺やメニュー開発のコンサルティングを行っている中村栄利氏。

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伝説の湯切り 「天空落とし」

ハワイで30年の歴史を持つ製麺会社サン・ヌードル創業2代目の夘木健士郎氏と共に、
海外に日本のラーメン文化を浸透させるため、日々邁進されています。

sunnoodle official
http://sunnoodle.com/

参考記事:ラーメンの伝道師:二人三脚でラーメンを世界の国民食に!
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/36862



中村栄利(中村屋/ラーメンラボ代表)×夘木健士郎(サン・ヌードルNY支店ゼネラルマネージャー)
インタビュー動画




ジャパニーズラーメンの海外でのブーム、今後を牽引するのはこういった

「日本のラーメンを日本で学び、かつその土地の文化を知り尽くした国内外ラーメン職人」

なのかもしれませんねー。



しかしケイゾー・シマモト氏のこのラーメンオタクっぷり・・・、最高です。

僕もラーメンに対しての夢や情熱や感動を、この動画のおかげで取り戻せたような気がします。

個人的に面識はありませんが、是非一度お会いして呑みに行きたいですねー。

そして〆のラーメンを一緒に啜りながら、日本と世界の今後のラーメンについて、夢を語りたいです。

いやー、ラーメンオタクって楽しいですね。

それではまた来月。
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by mitsuyado | 2013-04-21 00:00 | aoyagi | Trackback | Comments(1)

ON YOUR MARK 東北

つつじヶ丘店 青柳です。

あの日から2年が経ちました。

改めて、あの悲劇によって無念の失命をされた被災者の方々と、
そのご家族の皆様に、御悔やみと鎮魂の願いを、心より御祈り申し上げます。

宮城県仙台市出身の自分が、東京という街であれから2年を過ごし率直に感じるのは、

「東北のみんな、多くの不条理と戦いながら、ここまで頑張ってくれて本当にありがとう!」

という想いだけです。

東電の対応、政府の対応、自治体の対応。
数多くの杜撰な管理体制に対する議論は今も続いていますが、
僕が誇るべき故郷の東北は、東北のプライドを保ちながら、東北であり続けてくれました。

東北の全ての人々に感謝。



ところで、東北の良さって一体何なんでしょう?

文化。伝統。技術。自然。作物。

もちろんそれも正解だと思います。

ただ、東北の一番の魅力は、僕はそこではないと思います。

僕が感じる東北の一番の魅力。

それは










「人」










・・・これに尽きます。

東北はとにかく、人が温かいんです。

人情味に溢れ、温和で、平和を愛し、自然が好きで、慈愛に満ちている。

ホント最高です。

東京に出てきて14年になりますが、やっぱり僕は東北が大好きです。

将来僕は東北の為に、日本の為に、そして自分の為にも、
どうしても叶えたい一つの夢があります。

その夢の為に、協力して欲しいと思える人物がいます。

ありがたいことです。



それは宇宙、地球、世界、ヒトの人生、時間軸という大きな概念からすれば、
小さな石ころのようなものかもしれません。

しかし、石ころを石ころのままで終わらせるのか、
丹念に磨き上げ、ダイヤに変える事が出来るのかは、
(ダイヤという表現は、俗物的な比喩表現かもしれませんが)
結局は自分の努力次第なんだなと思います。

「自分たち」や「自分の街」や「自分の組織」のせいにするのではなく、
あくまで「自分」という「個」の意志を確立しそれに責任を持ち、
決してブレず目標に向かって突き進み一つずつ具現化する、
その気概と行動力が、夢を叶える為に必要なのだと思います。

東北があの悲劇から徐々に復興していくその姿を見て、
自分の目指すべき将来像が鮮明に定まってきました。
一度きりの人生、やり残すことだけは無い様に、
今をしっかり生きようと思います。



話は変わりますが、ジブリは良いですね。

僕が一番好きな作品は「風の谷のナウシカ」です。

「我々は血を吐きながら、繰り返し繰り返し、その朝を越えて飛ぶ鳥だ」

この表現、完全にやられました。。

宮崎駿氏は、こうなることを危惧し、強烈なメッセージ性を持って問いかけてくれました。

それに反応しながら、現実の行動に移せなかった資本主義国家。

人間は結局、傲慢な我欲には勝てないのかもしれません。

退廃的思考に陥りそうになった時は、音楽を聴きます。

ジブリ作のこのミュージックビデオが好きです。
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ON YOUR MARK / CHAGE and ASKA
(Youtubeでは削除されており、埋め込みが出来ませんでした)
http://www.dailymotion.com/video/xwdcq_on-your-mark_shortfilms#.UUELjdZFCuI

---地上が放射線に完全に汚染されてしまい、
人類は地下に住むようになった、いつかの未来都市。
あるカルト教団「聖 NOVA'S」の施設を襲撃、制圧した警官隊。
その中の警官2人は、教団施設の奥で翼の生えた少女を発見する。
2人は彼女を救助するも、研究資料として今度は政府機関の施設に連れ去られてしまった。
2人は彼女を空へ帰そうと奮闘を始める---

(※補足:この作品や風の谷のナウシカの漫画版はチェルノブイリ原発発電所事故後に作られており、このミュージックビデオ制作の前年に、オウム真理教の地下鉄サリン事件が起きています)

たまたま見つけたこのレポートが非常に素晴らしいので、是非読んで頂きたいです。
(けっこう長いので、リンクだけ貼っておきます)

ジブリ実験劇場 「ON YOUR MARK」 にみる私たちの道
http://www42.tok2.com/home/otsuka501/110317_ON_YOUR_MARK.pdf

いやー、、、

深すぎます。



人の己を知らざるを患えず、
人を知らざるを患うるなり


(相手が自分のことを理解してくれないと憂うよりも、
自分が相手のことを理解できているかを問いなさい)



良い言葉です。

謙虚に、思慮深く、生きていこうと思います。



【今月の一冊】

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お店のバイトはなぜ1週間で辞めるのか?
(「いい人材がいない」のは社長と店長のせいです)

加藤 雅彦 (著), 工藤 昌幸 (著), 黒部 得善 (著), 須藤 治久 (著), 日経レストラン (編集)

衝撃的なタイトルに惹かれて購入したのですが、思わず納得させられてしまいました。
非常に読みやすく、アルバイトが考えていること、そのモチベーション管理、
「人材」を「人財」に変える方法論がギッシリと詰まっています。

-アルバイトが辞めてしまうのは、7割以上職場の人間関係が原因です。
優れたアルバイトがいなくなってしまうのは、8割以上店長が原因です。
優れた社員がいなくなってしまうのは、9割以上社長が原因です。-


うーーーむ。

それではまた来月。
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by mitsuyado | 2013-03-21 00:00 | aoyagi | Trackback | Comments(0)

つつじヶ丘店 青柳です。

異動前の狛江店には2ヶ月ほどしか在籍しておりませんでしたが、
そこに関わるアルバイトスタッフや、狛江の町や、周辺地域産業から、
様々な事を教わり、勉強させて頂いたように思います。

狛江は東京都心部とも、また神奈川県とも違った、
狛江独自の人情味溢れる文化と経済が融合する、
素晴らしい町だと思います。

特に狛江店のアルバイトスタッフは凄かったですね。
あの情熱であったり、姿勢であったりは、若さだけではなく、
個人の意識レベルの高さと競争・共闘意識の集合体であると思います。



そんな自分は狛江店勤務の間、
暇を見つけてぷらぷらとラーメン店を食べ歩いていたので、
三ツ矢堂ラヲタ代表として、狛江ラーメンまとめブログ書きます。

狛江駅以外にも、隣駅の喜多見、和泉多摩川あたりまでぷらついてきました。

久々の超ロング記事です。

それでは、どーぞ。



【ぼっけもん】

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メニュー1
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メニュー2
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醤油ラーメン
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鉄板目玉焼きライス(100円)

公式
http://www.bokkemon.com/top/index.htm

あっさり背油醤油ラーメンが食べられるお店。
店名の「ぼっけもん」とは、薩摩・鹿児島県周辺で使われる
「豪胆な、大胆な、やんちゃな荒くれ者」
という意味だそうです。
「ぼっけもんラーメン」
には、炙った巨大で分厚い肩ロースがつくそうです。
+100円の鉄板焼き目玉焼きライスがお得ですね。



【江川亭】

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外観

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メニュー

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餃子

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もやし麺

公式
http://www.egawatei.jp/

狛江駅からは少し歩いた、世田谷通り沿いにあるラーメン店。
東京西部を中心に、現在11店舗を展開しているようです。
店内の作りも広々としたテーブル席多めのレイアウトで、
アルコールメニューも充実しており、ラーメン居酒屋として使えそうです。
手作り餃子と、癖の少ないラーメンで幅広い層に受け入れられそうな味。



【狛食】

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外観

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メニュー1

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メニュー2

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麻婆湯麺

モダンな外観で一見中華料理屋とは気づかない雰囲気のお店。
豊富なメニュー構成で、通いつめる楽しみがありそうですね。
僕は麻婆豆腐が好きなので、ラーメンに麻婆豆腐がのったこのメニューはナイスでした。



【東の風】

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外観

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メニュー

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ランチセットメニュー

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東のらあめん

手書きのメニューに昭和的な外観、どこか懐かしい接客で出迎えてくれるお店。
メニュー数の豊富さは嬉しいのですが、強気な価格設定で、頻繁には通えませんでした。
ご夫婦で経営されているのか、お二人の軽快なトークが飛び交っており、飽きを感じさせません。



【東光苑】

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外観

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麺類メニュー

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坦々麺

公式
http://www.grandhotel-kanachu.co.jp/tokoen/komae/index.html

「グランドホテル神奈中」というホテルが経営する、駅隣接の中華料理店。
こういった中華料理店が提供する麺類は、クオリティが異常に高い事が多いので要注意。
(六本木の香妃園みたいな感じ)
個人的にはもっと辛い坦々麺を想像していたので予想外でしたが、
麺類以外にもランチメニューなどもあり、使い勝手が良さそうです。



【麺屋 黒船】

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外観

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メニュー

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狛江店限定メニュー

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黒味噌坦々麺

昨年ラーメン業界を震撼させた「ちゃぶ屋」の森住康二氏が、
プロデュースに関わっていたラーメンフランチャイズ店。
店内はキッチンステンまで非常に綺麗に手入れされており、
接客も非常にテキパキしていて、狛江のラーメン店ではサービスが一番好印象でした。
また写真の通り盛り付けのクオリティも非常に高く、
店主のこだわりとスキルの高さを感じました。
現在黒船のFC本部がどうなっているかなどの詳細は分かりかねますが、
店内のPOPなどが経年劣化で色褪せているのは、何だか悲しくなりました。
FCブランドビジネスは個店単位の努力だけでは拭い切れない難しさもありますが、
最終的にお客様の評価に繋がる根幹は、オーナーや従業員の努力である事を痛感しました。



【だるまのめ】

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外観

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モバイルサービスクーポン

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辛スタミナラーメンとライス

公式
http://usingroup.jp/darumanome/

現在渋谷、新宿、池袋、秋葉原といった主要歓楽街の超一等立地中心に、
「情熱のすためし どんどん」
という、どこかで聞いたような業態で破竹の店舗展開を続ける、
株式会社USIN(ユウシン)という会社がプロデュースするラーメン店。
豚骨ラーメンを主体としながら、つけ麺~油そばまでメニュー構成が豊富で、
モバイルクーポンやランチサービス、
女性限定サービスなどターゲット別マーケティングも行っており、
深夜25:45まで営業しているので、飲んだ後に立ち寄りたくなります。



【まことや】

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外観

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メニュー

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醤油ラーメン、チャーシューご飯

狛江駅からは徒歩だと20分ぐらいとかなり離れていますが、
評判が高いので気になっていたお店。
以前はラーメンでは珍しい、牛を使った牛骨ラーメンを提供していたそうなのですが、
狂牛病の一件があってからは、提供を一旦中止しているそうです。
僕が訪れた際は近隣の方が一杯やりながら店主と楽しそうに談笑しており、
地域に根ざした人気店であることが伺えます。



【喜多見大勝軒】

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外観

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メニュー

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つけそば

大勝軒といっても山岸一雄氏の東池袋大勝軒系ではなく、
代々木上原を頂点とする丸長大勝軒系のお店。
(ややマニアックな話ですが・・・)
ちなみに店主はその昔、中野大勝軒で山岸一雄氏と一緒に修行されていたそうです。
リーズナブルなプライスで、ラーメン以外にも定食メニューなんかもありました。
昭和ノスタルジックを継承するこんなお店が、近所にあったら嬉しくなりますね。



【麺処 太乃志】

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外観

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A看板

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メニュー

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ヘアゴム

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とまとつけ麺(パルメザンチーズ、タバスコ付き)

狛江駅から10分程度歩くのですが、事前リサーチを良い意味で裏切ってくれたお店。
店内は綺麗に手入れされており、一見いかつい風貌(失礼…)の店主の接客が、
非常に実直かつ丁寧で素晴らしいです。
女性用のヘアゴムやヘアピン、商品についてもしっかりと説明してくれ、
非常に心地よい食事の時間が楽しめます。
また、僕は職業柄ついキッチンオペレーションを見てしまうのですが、
何と他の方に提供していたラーメン丼、つけ麺の丼、おつまみ用の小皿まで、
温かい商品用の器は全て茹で麺機で湯通しして、熱々に温めてから提供するという心遣い(!)。
初回訪問で変化球メニューを頼んでしまったので、次回はオーソドックスなメニューを頼んでみます。
駅からは歩きますが、個人的にはもっと評価されて欲しい狛江の名店。



そして青柳の個人的なベスト3は・・・



第三位 【狸小路】

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外観

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看板

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メニュー

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餃子

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狸小路ラーメンと餃子

普通に歩きながら飲食店を探していれば、まず入らない外観ですが(失礼…)、
その外観とのギャップが凄過ぎるお店(高田馬場べんてんも外観は凄いですが)。
味噌ラーメン自体は、割と巷にありふれたような味なのですが、
特筆すべきは皮から作った自家製の餃子。
これがパリパリ・モチモチ・ジューシーで、驚くほど美味しい!!!
たぶん、僕が今までに食べた餃子の中で一番美味しいと思います。
こんな美味しい餃子が普通な中華料理店にある、狛江は本当に面白い町だと思います。
普通の家庭用のフライパンで焼いていたので、オペレーションは大変そうでした。



第二位 【九六】

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外観

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メニュー

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すだちPOP

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ジャスミン茶

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つけ麺

狛江駅というか隣の和泉多摩川駅ですが、
狛江駅からも歩いて15分ぐらいです。
動物系を炊き出した、濃厚ドロドロ豚骨魚介スープと極太麺。
店主は高田馬場「俺の空」出身らしいです。
都心部にはありふれた味でインパクトは少ないのですが、
狛江周辺ではこういったお店が少ないので貴重だと思います。
事前情報で
「すだちをその場ですりおろして食べる」
というものがあり楽しみにしていたのですが、
季節的なものなのか、僕が訪れたときにはやっておらず残念。
ジャスミン茶が無料サービスなのも良いですね。










第一位 【錦菜館】

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外観

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所さんもオススメみたいです

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メニュー

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唐醤麺

公式
http://nishikisaikan.net/

青柳の個人的な狛江市ナンバーワンラーメンはココ。
狛江駅から徒歩15~20分ぐらいと離れていますが、イチ押しです。
看板メニューの「唐醤麺(とうじゃんめん)」は、
細切り筍とピーマン、豚バラ肉、きくらげ、千切りネギが入ったピリ辛スープに、
加水率低めのプリプリとした麺が絶妙なメニュー。
このスープが、辛いだけでなく深いコクと旨味があって、本当に美味しいです。
一度は訪れて欲しい名店。










番外編:【三ツ矢堂製麺 狛江店】

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カレーつけ麺

手前味噌ですが、三ツ矢堂製麺狛江店です。





青柳の狛江市ラーメンレビューは、以上です。

僕が感じた全体の傾向としては、

・狛江は個人開業のラーメン店が殆ど

・昔ながらのラーメン(あっさり醤油、さっぽろ味噌)が多い

・博多白濁豚骨、清湯系塩ラーメン、豚骨魚介Wスープを押し出した店が少ない

・二郎インスパイア系が無い

・幸楽園、日高屋、花月、リンガーハットといった大手チェーンが無い
(喜多見に餃子の王将があるのみ)


ですかねー。
個人独立開業で歴史があるお店が多いので、
最近のラーメンブームの流行り廃りとは無縁のお店が多く、
それが狛江独自のラーメン文化を作っているような気がします。
(特に錦菜館や狸小路の餃子などは、都心部には珍しい味です)
逆に言えばその辺りをうまく捉えたお店が出てくれば、
人気店になる可能性があると思います。

僕が狛江にいたときに感じたのは、
狛江は完全にベッドタウンで、ファミリー層と学生、
一人暮らしのサラリーマン(OL)が非常に多いという事です。

あくまで感覚的に感じていただけなので、
ちょっと試しに狛江データを調べてみました。

小田急線 1日平均乗降客数
http://www.odakyu.jp/company/business/railways/users/

京王線 1日の平均乗降客数
http://www.keio.co.jp/group/traffic/railroading/passengers/index.html

JR東日本 各駅の乗車人員
http://www.jreast.co.jp/passenger/index.html

狛江市は2011年のデータで人口76,796人、
1日の狛江駅の平均乗降客数約42,000人と、
小田急線や他の路線の駅と比較しても小規模~中規模クラスですが、
市の面積データとしては、埼玉県蕨市についで全国2番目に小さい市だそうです。
面白いのが、人口密度の順位として

1位 蕨市 - 13,727人/km²
2位 武蔵野市 - 12,817人/km²
3位 狛江市 - 12,256人/km²


となるそうです。
都心部(新宿、渋谷、池袋)のような高層テナントが無い狛江は、
純然たる狛江住民が密集している地域という事になります。

住民数、人口密度に比べ居酒屋やファミリーレストランも少なく、
特に女性が一人で食事できるお店(お洒落定食屋やカフェなど)、
サラリーマンが軽く一杯飲んで〆にラーメンを食べるお店が少ないので、
マーケットニーズを考えると、可能性が大きい街だなーと感じました。

ただ、ことラーメンに限って言えば、
ラーメンブームは時代と共に数年サイクルで一気に移り変わるので、
狛江という街のラーメン文化は、個人的にはこのままで良い気がします。

資本ビジネスには、それにしかない魅力があります。
個人ビジネスにも、それにしかない魅力があります。

どちらも共存できる環境が、望ましいと私は考えます。

個人的には、回転寿司屋が一軒ぐらい出来れば、
もっと地域の飲食産業が活性化するかなーと思います。



・・・と、そんなこんな考えているうちに異動が決まったので、
次はつつじヶ丘に照準を絞って戦略を練る事と致します。

それでは。



【今月のオススメ本】

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なぜ、ラーメン屋の8割が3年で消えるのか?
鴨志田 晃


衝撃的なタイトルですが、実際に東京のラーメン店の新店は3年以内に8割近くのお店が淘汰されています。
その要因として、飲食店経営における理論と実践の融合、それ以前に、

「うまいラーメンさえ出していれば儲かる」

と考えている脱サラ独立開業族が多い事が挙げられると思います。
飲食業に限らずビジネスというものは

「リスク(投資)とリターン(回収)の比重関係」

が、重要なエレメンツであると感じます。
ラーメン業界は、参入障害は低いものの、ハイリスクローリターンの非常に厳しい世界。
MBA(MASTER OF BUSINESS ADMINISTRATION=経営管理修士)が非常に重要だと思います。

MAC PC、IPOD、IPHONE、IPADといった商品で業界イノベーションをもたらした、
APPLEの伝説の経営者、スティーブ・ジョブズが提唱していたように、



「選択と集中」



こそが、ビジネス成功のKSF(Key Success Factor)であることを、再認識させられる一冊。

オススメです。

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by mitsuyado | 2013-02-21 00:00 | aoyagi | Trackback | Comments(0)

新年明けましておめでとうございます。

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狛江住民になりつつある、狛江店の青柳です。



最近、業種を問わず経営者インタビューを毎日1つ読むことを、日課にしています。

1年で365人の経営者の人生や考えを垣間見ることが出来るので、

大変な作業かと思っていたのですが、実際はなかなか面白いです。

インタビュー記事は雑誌やビジネス本なども使っているのですが、

毎日読むとなると、なかなかネタ元を探すのも大変なので、

最近ではネットでの経営者インタビュー記事が殆どです。

なるべく違う業種のインタビューも読むようにしているのですが、

やはり飲食業や僕の好きなバイク、アパレル関連経営者インタビューは、

その考え方に共感することも多く、非常に興味深く読む事が出来ます。

飲食に関しては、いくつかのサイトを使っていますが、

その中でもオススメなのは



フードスタジアム
http://food-stadium.com/
(経営者インタビュー以外に飲食新店オープン情報、セミナー情報、コラムなどが充実しています)

アクシュドットネット
http://aqsh.net/
(飲食店独立開業、店舗改善プログラム、市場分析、経営コラム、物件紹介からコンサルティング知識まで、店舗勤務の飲食人にとって非常に勉強になるサイトです)

飲食の戦士たち
http://in-shoku.info/foodfighters/
(大企業、中小企業問わず、飲食店の経営者インタビューが充実しています)



このあたりですねー。

ひとくちに経営者といっても、

商店街の八百屋の社長から世界レベルのアパレルデザイナーまで、

当然ですがその仕事に対する考えや経営論、

過ごしてきた人生や経験は、実に多種多様です。

世の中にはこれだけの数の会社と経営者、

そしてそこに関わる従業員や関連企業、

そして枝分かれしてその家族の人生、

そしてそれぞれの日々の生活があるんだなーと、

なんだか勝手に感慨深い気持ちになります。



ちなみに、こんな記事も見つけました。

行きますよー。




















ド━━(゚∀゚)━━ン!!!




















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飲食の戦士たち

株式会社インタ-ナショナルダイニングコーポレーション
(International Dining Corporation)
(代表業態:三ツ矢堂製麺) 
http://idc-inc.jp/

代表取締役C.E.O 中村清彦氏インタビュー

http://in-shoku.info/foodfighters/vol270.html



そう、弊社代表取締役 中村清彦の貴重なネットインタビュー記事です。
(恐らくネットインタビューでは、これだけでは?)

僕も入社してもうすぐ4年ですが、自分も知らないような事も記載されていて、

非常に興味深く読むことが出来ました。



>この頃になると、思春期のせいだろう。夜遊びもするようになる。



このパンチライン、強烈ですねー。

痺れます。




私は弊社代表の、所謂世間一般のラーメン店の店主や経営者とは、

全く異質な視点を持って独自の経営論を展開し、

また論じるだけでなく、即座に行動に移す所を何より尊敬しているのですが、

そのルーツが垣間見えた気がします。



僕は前職のカード会社に勤務していた際によく上司から、

「ビジネス成功の秘訣は、リスクヘッジ最優先の行動計画だ」

という事をよく聞かされていたのですが、

飲食業というものは、普遍的業種であるが故に非常に脆い部分が多く、

参入ハードルは低いのですが、成功する為には調理も接客もビジネスコンセプトも、

市場ニーズに沿った、かつ独自性の強い、非常に高いレベルを求められるので、

少し扱い方を間違えれば、すぐに割れて壊れてしまうような、

繊細なガラス工芸のような、クリエーショナルビジネスであると思います。

しかしやはり時にはリスクを省みず、夢や若さと仲間との情熱、

そして自分の将来に向かって突き進むエネルギッシュな姿勢が、

飲食店を成功へ導く為には、絶対的に必要なのではないかと感じます。



また、経営者インタビューを読めば読むほど、

幼少期や思春期に過酷な環境で育ってきた方が多く、

そのハングリー精神が現在の成功に繋がっていると、

語っていらっしゃる方が多いように思います。



人間は人生を行きぬく上で、スポーツにしろ、恋愛にしろ、ビジネスにしろ、

必ずどこかで諦めというか、見切りをつける判断力と決断力が必要になると思うのですが、

その決断が成功なのか、失敗なのかが分かれるのは、

要するに決断するタイミング次第だな、と思います。



そんな事を、なんだか最近、ぼんやりと考えています。





面白い本を見つけました。





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「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」
林 總


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「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」(漫画バージョン)
武井 宏文、 林 總


僕は以前、ユニクロとアンダーカバー、H&Mとマルタンマルジェラのコラボについてブログを書いたのですが、

【ユニクロ×アンダーカバー】トラディショナル月見草オブトゥデイ【H&M×マルタンマルジェラ】
http://mitsuyado.exblog.jp/19144638

そこで言いたかったこと(リスクとリターンの比重関係)がより詳しく、
より明確に、かつ分かりやすい表現で書かれていて、
難解なイメージのある管理会計知識の入り口として、非常に面白く読む事が出来ました。



-父の急逝で突如、アパレル会社「ハンナ」の社長に就任した由紀。
株主総会の翌日、文京銀行本駒込支店長の高田は、今後一切追加融資には応じない事、
即座にリストラを断行し、借入金を1年以内に返済することを由紀に求める。

困り果てた由紀は、同じマンションに住む謎のコンサルタント、安曇に助けを求めた。
安曇は由紀に、

「会社を立て直すためには会計を学ぶことが必要だ」

と言い、安曇による月1回のレクチャーが始まる。-

果たして、素人社長の由紀は、この危機を脱して、見事に会社を立て直すことが出来るのか?-




4~5年前の、少し古い本ですが、この文章にそそられ思わず2冊買いしてしまいました。



コンテンツ抜粋

・会計の本質と損益計算書の仕組み

・バランスシートを理解せよ

・キャッシュフロー経営とは何か?

・経営計画と月次決算のPDCAサイクル

・利益構造と損益分岐点分析

・粉飾決算の見破り方

・原価管理と活動基準原価計算




上記のような興味深い項目が、読みやすく、分かりやすく書かれており、非常に勉強になりました。

本は読むだけでなく、アウトプットが大事ですね。

日々の生活に還元していきます。



それではまた来月。
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by mitsuyado | 2013-01-24 00:00 | aoyagi | Trackback | Comments(0)